夏のコーディネートはTシャツやショートパンツを選びがちだが、それだけでは物足りない印象を与えやすい。アクセントとして取り入れたいのが小物類だ。ブレスレットや指輪といったアクセサリーはもちろん、バッグや帽子、さらに靴下も色や柄によっては活用できる。初心者が挑戦するにはどんな小物がいいのだろうか。また今年、大人が取り入れるべき小物とは。東京・青山にあるLOVELESS(ラブレス)の片桐 涼さんに聞いた。
アクセサリー初心者はシルバーから
――小物に慣れていない方が挑戦しやすいアイテムはなんですか?
「やはり定番であるブレスレットと指輪ですね。特にシルバー系のアクセサリーはおすすめです。革素材やゴールドのものに比べて出回っている種類が多いですから、欲しいものに巡り合いやすいと思います。中でも真ちゅう素材は比較的安価なので、手を出しやすいですよ」
――ブレスレットや指輪には、様々なサイズやデザインのものがあります。
「単体でインパクトを出したいなら大ぶりのものがいいと思いますが、個人的にはどちらかといえば小ぶりな方が好きですね。僕は腕や指が細いので、存在感のあるデザインのものをつけるとアンバランスなんです。それよりは華奢(きゃしゃ)なものをいくつか身に付ける方がまとまりがいい。反対に、身体ががっしりとしている方は大ぶりなものが似合うので、個性に合わせて選んでいただければと思います。自分に似合う品を見つけたときの喜びはひとしおですよ」
――片桐さんは今回、5つのアクセサリーをつけていますね。
「気に入ったものはずっとつけていたいタイプなんです。季節に関係なく、7、8年ほど身につけています。個人的には右手に2つ、左手に3つというのが理想のバランス。左右で偏らない方がいいですし、つけすぎもよくないと思います」
――夏の小物といえばサングラスも人気だと思います。選び方にコツはあるのでしょうか?
「最初は流行を追うのではなく、自分の顔に合う形のフレームを見つけるのがいいと思います」
――初心者におすすめの形はありますか?
「逆台形のウェリントン型フレームは、いろいろな顔の形やコーディネートと相性がいいです。まず手に入れておいて損はないかと」

――レンズの色についてはどうでしょう?
「目が透けないほど濃い色だと重たい印象になってしまうので、透明度の高いものを選ぶのがいいでしょう。顔まわりを軽快に見せてくれますよ」

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