Men's Fashion

ブランドの歴史映す 「復刻」クロノグラフの魅力

時計

2020.9.11

MEN'S EX

スポーティで精悍なブレスレットウォッチの中でも、クロノグラフは精密な機構で着ける人をアクティブに見せる。さらに各ブランドの歴史が外観に託されたモデルなら、伝統の重みを知る知的な大人の雰囲気を醸し出してくれる。




シンプルな着こなしに伝統で個性を添えるレトロシックな復刻クロノグラフ

ZENITH(ゼニス)「クロノマスター エル・プリメロ A384 リバイバル」

オリジナルモデルのディテールをデジタルデータ化し、完璧に再現してみせた。当時、近未来的だった上下をファセットカットしたソリッドなクッション型ケースに、大胆なラダーブレスレットがよく似合う。自動巻き。径37mm。SSケース&ブレスレット。 88万円(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)

シャツ1万7000円/マテウッチ、カーディガン3万9000円/セッテフィーリ カシミヤ(以上リング 東京店)

《各ブランドの歴史が息づくブレスレット・クロノグラフ》

BREITLING(ブライトリング)「クロノマット B01 42」

フラッグシップモデルが、一新。ライダータブをネジ留めしたベゼルや筒状のリンクを連ねたルーローブレスレットなど、1984年に誕生した初代クロノマットの姿になぞらえた。ヴィンテージな外観に、高性能な自社製Cal.01を搭載。防水性能も200mとタフ。自動巻き。径42mm。SSケース&ブレスレット。 89万円(ブライトリング・ジャパン)

IWC「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」

黒ダイヤルにクッキリと浮かぶ針とインデックスの形状は、1940年にドイツ空軍に納品されたパイロット・ウォッチからの継承。操縦中でも見やすい優れた視認性は、クロノグラフでも健在である。ミリタリーを出自とする外観は武骨で男らしいが、ブレスレットは5連とエレガント。軟鉄製インナーケースで、高い耐磁性を得ている。自動巻き。径43mm。SSケース&ブレスレット。 75万円(IWC)

HAMILTON(ハミルトン)「アメリカン クラシック スピリット オブ リバティ オートクロノ」

縦2つ目のクロノグラフのダイヤルデザインは、かつて製作していたマリンクロノメーターからインスピレーションを得ている。ムーブメントには、60時間駆動のCal.H-21を採用。5連ブレスレットの仕上げも上々で、コスパは極めて高い。自動巻き。径42mm。SSケース&ブレスレット。 19万6000円(ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン)