石原さとみが「うな牛」 すき家CM好感度、過去最高2020年7月度 CM好感度月間ランキング

日経エンタテインメント!

CM総合研究所が発表する7月度の銘柄別CM好感度ランキングで、ゼンショーホールディングスが展開する牛丼チェーン「すき家」の新CMが10位にランクイン。石原さとみがテイクアウトした「うな牛」などを自宅でおいしそうに食べる姿が、「かわいい」「(自分も)食べてみたい」と共感を得て、自己最高スコアを更新して初のトップ10入りを果たした。

すき家の新CM「うな牛」編 石原さとみがテイクアウトした「うな牛」を自宅のベランダで勢いよくほおばる
CM総合研究所調べ

すき家では、ステイホーム時間の増加を受けて、テイクアウト“おうちすき家”の利便性や魅力を伝える新CMをスタート。イメージキャラクターに女優の石原さとみを起用して、「おうち」編を7月10日から、「うな牛」編を7月11日から全国でオンエアした。

なかでもCM好感度を伸ばしたのが「うな牛」編だ。自宅のベランダで椅子に座る石原の後ろ姿から始まり、石原がうな牛を前に笑みをうかべ、うなぎと牛肉を口に運んでいく様子に「うな、うな、牛、牛……」という心の声が重なる。そして「うな牛!」の声とともに、うなぎの上に牛肉をのせて一緒に口に入れ、おいしさを堪能する。

ゼンショーホールディングス グループCC部長の小林泰久氏は、新CMについて「あらゆる年代性別のお客様に、『すき家』商品をテイクアウトして楽しんでいただきたい、と企画しました。商品の『おいしさ』『品質』と共に、家で食べる『くつろぎ感』を重視しました」と、従来の路線との違いを語る。

舞台は石原の自宅という設定。切り花や絵画を多く飾ったリビング、多種多様な観葉植物が茂るベランダなど、石原の趣味にあわせてデザインされた。石原がくつろげる雰囲気をつくり出したことで、自然な笑顔を引き出せたという。撮影にあたっては、日常の中の上質感や喜びが伝わるよう、セットやライティングを丁寧に検証し、工夫したそうだ。

小林氏は石原を起用した理由を、こう説明。「圧倒的な存在感や美しさと共に笑顔がすてきです。『食べシーン』ではおいしさや食べる喜びをかわいく自然に表現していただけること、男女年代問わず人々を明るく元気にしてくれる人である、と考えました」

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