新型コロナウイルスによるテレワークで、家族が一緒に過ごす時間が増えたという家庭は多いでしょう。ファイナンシャルプランナー(FP)の浅田里花さんは「テレワークが可能な仕事であれば、夫婦・家族で家計やライフプランについて確認しあういいチャンス」としたうえで、「家族間の風通しがよくなれば、コロナの影響が決して悪いことばかりはなく、良いほうに働いたことの一つとして数えられる」と話します。
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いつもとはまるで様子が違った今年の夏休み。
・梅雨が長く7月が涼しかった・休校による勉強の遅れを補うため、子どもたちの夏休みが短くなった・花火大会など夏の恒例イベントが軒並み中止となった・「Go To トラベル事業」にもかかわらず旅行や帰省をしなかった
など、夏休み気分を味わえなかった要因がたくさんあります。
「時間の使い方が変わった」
例年のような計画はできなくても、勤め人には所定の夏休みがあるので、ほとんど家で過ごした人も多いでしょう。また、コロナ禍でテレワークが続いている人も、家にいる時間が多いとともに、通勤や飲食などの付き合いに取られる時間が減ったことで、家族と接する時間が増えているはずです。
先日、プライベートで付き合いのあるグループのメンバーとオンラインミーティングを実施し、コロナ禍のなか、あえて良かったと感じたことを話し合いました。世代も家族構成もまちまちですが、多くのメンバーがテレワークを経験していたため、時間の使い方が変わったことが話題になりました。