ノートやペンも収納 文具メーカーのエコバッグ3選
今旬ときめきステーショナリー
2020年7月1日からプラスチック製買い物袋の有料化が始まりました。今までは買い物をすると無料だったレジ袋ですが、今は1枚3~5円ほどかかります。買い物の都度レジ袋代がかかってしまうため、エコバッグのニーズがさらに高まっています。さまざまなブランドからエコバッグが登場していますが、ファッションブランドや雑貨メーカーだけではなく、実は文具メーカーからも多くのエコバッグが発売されています。今回は、文具メーカーならではのえりすぐりのエコバッグを紹介します。
ノートとペンを持ち運べるエコバッグ
仏パリ発の「PAPIER TIGRE (パピエ ティグル)」は、ステーショナリーを中心としたプロダクトブランドです。虎をモチーフにしたロゴがトレードマーク。デザインチームがつくるオリジナルのグラフィックは大胆なデザインと遊び心あふれるポップな色使いが特徴で、デスク周りを華やかにしてくれます。世界で2店目となる店舗が東京の日本橋浜町に2017年にオープンしました。
そんなPAPIER TIGRE から、こだわりのエコバッグが登場しました。「パッカブル エコバッグ」は、バッグを折りたたむとA6サイズノートとボールペンがぴったり入るという画期的なもので、ノートをいつでも好きなタイミングでとることができます。カラーはピンク/ネイビーとベージュ/グリーンの2色で価格は4000円(税抜き)です。
パッカブル エコバッグには、A6サイズのノートが収納できるようになっています。パッカブルエコバッグとボールペンとA6のノートが3冊セットになった「ショッピングセット エコバッグ」もあります。ノートは表紙が5種類のバリエーションから選べるようになっており、価格は6000円(税抜き)です。
エコバッグを折りたたむと、スリットができます。写真の青いボーダー部分がスリットになっているので、そこにノートを差し込んで収納します。PAPIER TIGREのノートを差し込むと帯のカラーが見えるようにデザインされているのがポイント。A6サイズ以下の厚さが薄いノートならすっぽり入ります。
折りたたんだバッグを開くとカラフルなバイカラーのエコバッグに変身。生地はアウトドア用品や登山用品に使われることも多い、リップストップ素材が使われています。軽量かつ強度が高いので、重い荷物もしっかり入ります。2リットルのペットボトルも数本楽々と入るうえ、底抜けの心配もありません。買い物をするときにノートを取り出して、チェックしながら買い出し、帰りはノートとペンをバッグの中に入れて収納――といったような使い方ができる、ノート好きにはもってこいのエコバッグです。
カードも入るキャッシュレスエコバッグ
サンスター文具から、エコバッグの持ち運びが快適になる機能性の高いエコバッグが登場しました。ひもを絞るだけでたたまずに使える「ecoron」、カードサイズのエコバッグ「POKECA」、たたむと花のシルエットになる「Frilly」の3種で、今回はその中から「POKECA」を紹介します。
「POKECA(ポケカ)」は、コンパクトに持ち歩けるカードサイズのエコバッグです。カードケースのようなデザインになっており、小型でカバンの中にスッキリ収納できます。カラーはブラック、ネイビー、ピンク、ライトピンク、グレー、ゴールドの6種類で、ビジネスシーンでも使いやすい色合いになっています。価格は1500円(税抜き)です。
POKECAは、カードを入れられるポケットが付いているのが最大のポイントです。裏面にはカードが入るポケットがあり、よく使うクレジットカードやポイントカードなどを数枚程収納できます。支払いをカードで行えば、エコバッグ1つですぐに買い物に行けます。
POKECAはカードとほとんど同じサイズなので、エコバッグの中でもさらにコンパクト。カバンの内ポケットに収納できるので、いつでもスマートに持ち運べます。
スナップボタンを外し、エコバッグの内側の持ち手を引き出すと巾着状になります。広げた時はコンビニの袋と同じ程度の大きさです。ちょっとした買い出しにぴったりのサイズ感で、耐荷重は約5キログラム。軽くて持ち運びやすいので、何かあった時のために仕事のカバンの中に1つ入れておきたいエコバッグです。
文具も合わせてコーディネート
デルフォニックスからは、おいしそうな食材がモチーフのエコバッグが登場しました。ノートにポーチ、フォルダーなども全て同じ絵柄があるので、カバンの中を彩り豊かなデザインで楽しむことができます。
「Eating Patterns(イーティング パターンズ) エコバッグ」は、スペインの新鋭アーティストのベガ・エルナンドさんが手掛ける「Eating Patterns」プロジェクトとのコラボレーションデザイン。デザインは全部で4種類あり、写真はアボカドとサーモンをメインに仕上げたライトピンクと、ミニトマトと草花をあしらったスカイブルーの2色。価格は1800円(税抜き)です。
Eating Patternsは、シリーズが充実しており、デルフォニックスの定番「ロルバーン ポケット付メモ」や、デスク周りを彩るペンケースなど全8アイテムがラインアップ。ステーショナリーだけでなく、ポーチやスマートフォンケースといった雑貨もあります。セットでそろえれば、バッグの中がカラフルに華やぎます。
Eating Patternsはベガ・エルナンドさんが得意とする料理とテキスタイルデザインを組み合わせて誕生したプロジェクトです。思わず食べたくなるようなリアルな食材がモチーフになっており、ユニークな食材のパターンデザインは、見ているだけでわくわくとした楽しい気持ちにさせてくれます。
広げるとレジ袋と同じ程度の大きさになります。A4サイズのものがサッと入る大きさで、買い物に手軽に使えるサイズ感です。エコバッグに付いているポケットの中に畳んで収納して使います。ナイロン素材を使用しているため軽量、普段使いのバッグに入れていても邪魔になりません。使い勝手が良く、食材の買い出しが楽しくなるエコバッグです。
エコバッグを選ぶなら一度に使う「荷物の量」がポイント
レジ袋有料化からエコバッグのニーズが一層高まりましたね。エコバッグは毎日何度も使うので、せっかく買って使うなら使い勝手が良いものを選びたいですよね。自分に合ったエコバッグを選ぶには、一度に使う買い出しの量で選ぶのがおすすめです。今回紹介したものでは、1回1週間分などたくさんの買い出しを行うならパッカブル エコバッグ、1回で数日程度の買い出しを行うならEating Patterns エコバッグ。コンビニやちょっとした買い出しにはPOKECAといったように、1度の買い出しの量が多いか少ないかで選ぶと自分に合ったエコバッグが選べますよ。普段の買い物の量をイメージしてエコバッグを選んでみてはいかがでしょうか?
(文/写真 やまぐちまきこ)
年間300万PVを超える人気ブログ「フムフムハック」の編集長。文房具を中心に「読んでフムフム・ワクワクする」コンテンツを発信。雑誌やWEBで文具ライターとしても活躍中。フムフムハック:https://www.fumufumu89.com/
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