アル=ジャザリの最も象徴的な発明であるゾウの時計。今日でも人々を楽しませてくれる。水で動くこの装置は現代に復元され、ドバイにあるイブン・バットゥータ・モール、ドイツのフランクフルトにあるアラブ・イスラム科学史研究所、スイスのル・ロクルにある時計博物館をはじめ、世界中のいくつかの場所で見ることができる(WHA/AGE FOTOSTOCK
揚水機の内部機構。隠れた歯車が垂直シャフトを軸に回る牛を動かすからくりや、水を汲み上げる仕組みに動力を伝えるメカニズムが示されている(BRIDGEMAN)
『巧妙な機械装置に関する知識の書』に記載されたカラフルな図。楽しいだけでなく実用的だ。アル=ジャザリの有名なクジャクの噴水では、クジャクの口から水が流れ、それがタンクにたまると浮きが上昇、「召使い」が動き出してタオルや石鹸を差し出す(BRIDGEMAN)
12世紀後半、アルトゥク朝の時代に作られた器(INTERFOTO/AGE FOTOSTOCK)

(文 JORGE ELICES、訳 牧野建志、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2020年8月13日付の記事を再構成]