台所番長が選ぶ 気分を上げる「家バーベキュー」道具合羽橋の台所番長が料理道具を徹底比較

消防士の防火服の素材で作られたオーブングローブや日本オリジナルのタークの両手鍋など、「おうちBBQ」がぐんと本格的になる道具を紹介
消防士の防火服の素材で作られたオーブングローブや日本オリジナルのタークの両手鍋など、「おうちBBQ」がぐんと本格的になる道具を紹介

合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は、自宅で楽しむバーベキュー(BBQ)をグレードアップする、プロが絶賛するBBQ用調理道具を紹介する。(価格はすべて税別)

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こんにちは、飯田結太です。新しいライフスタイルが浸透し、自宅での食事にこだわりたいという声をよく聞くようになりました。食材はもちろん、手間をかけるときも時短で調理するときも徹底的にこだわることで、今までよりも充実した「おうちごはん」を楽しむ人が増えてきたようです。そこで今回の提案は、「自宅で本格的なBBQを楽しもう」です。

BBQ道具は外で使うことが前提。大きくて収納場所に困ったり、使い方が難しかったり、作業が大変だったりしました。そのままでは、自宅やベランダで行うには大げさになり過ぎてムリですよね。これからは、コンパクトで機能豊か、使い勝手が良くて丈夫、さらにデザイン性もこだわりのあるものが主流になると思います。こだわりが強いぶん、少し値ははりますが、満足度の高いBBQができる、プロにもファンが多い調理道具を紹介します。

台所番長こと、合羽橋の老舗料理道具店、飯田屋の6代目、飯田結太氏

ミミはカリッのホットサンドができる2Way

ここ数年、ホットサンドがブームで多種多様な商品が発売されています。私もホットサンドが大好物で、店に専用コーナーを作ってしまったほど。私が何十種類ものホットサンドメーカーを試用した中でほれこんだのが、下村企販(新潟県燕市)の「家事問屋 ホットパン」です。

下村企販「家事問屋 ホットパン」(1万2000円)。アルミダイカスト製、フッ素加工、持ち手ステンレス製

ホットパンの特徴は、具材をたっぷり挟んでもはみ出さないくらいの厚みがあり、パンのミミ部分はカリッと、中心はしっとり仕上がること。そのヒミツは、ホットパンの内側のユニークな構造にあります。フチに深い溝があり、中心には焼きめがしっかりつくように凸凹になっています。

ホットパンの構造
ミミはカリッと仕上がる

一般的なホットサンドメーカーは、パンのミミをぎゅっと挟んでつぶしてくっつけることで具材を閉じ込めて焼き上げますが、ホットパンは、ミミが当たる部分に深い溝があり、ミミがつぶれることなくカリッと焼きあがります。そして、深い溝でしっかりプレスすることで、具材をたっぷり挟んでもはみ出すことなく作れるのです。コロッケやから揚げをそのまま挟んでも大丈夫!

ホットパンが優秀なワケは、アルミダイカスト製だから熱伝導率が高く、短時間でしっかり調理できるうえ、ガス火とIHの両方で使用できること。さらに、2つのフライパンとして分解して使えるので、BBQでも使い勝手が良く、肉や野菜もおいしく焼きあがります。ソロキャンプの道具としてもおすすめ。これ一台でいろいろな使い方ができます。

分解すればフライパンとしても使える
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