JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)
【検証】 “白シャツの夏”が「レベルソ」でさらに輝く

上等な白シャツと「レベルソ」はよく似ている。知的で、清潔感があり、控えめ。細部に目を凝らせば、抑制の美の中でほのかに薫る色気や繊細な感性を発見できる。シャツなら貝ボタンの輝きや肩のギャザー、レベルソならギョーシェやブルーのバトン針といったところだ。そんな似た者同士を合わせたら……という着想の答えが上の写真だが、予想以上に両者の相乗効果が表れている。よくプレスされた真っ白なシャツ、その手元で光るレベルソ。そこに夏の陽差しが注ぐ様を想像してみてほしい。これぞ“好印象なエグゼクティブ”の体現ではなかろうか。
■JAEGER-LECOULTRE レベルソ・クラシック・ラージ・スモールセコンド
ポロ競技の際に時計が傷つくのを防ぐため、文字盤を反転できるユニークな機構を開発し、1930年代初頭に発表されたレベルソ。スモセコ付きのこちらは休日服にもよく馴染む。45.6×27.4mm。手巻き。SSケース。アリゲーターストラップ。 64万8000円(ジャガー・ルクルト)

■JAEGER-LECOULTRE マスター・コントロール・デイト
レベルソと並び人気の「マスターシリーズ」からは、今季新作が登場。さらなる性能向上に成功した新世代の「キャリバー899」を搭載し、ケース厚8.78mmと薄さを保ちながら約70時間のパワーリザーブを実現。径40mm。自動巻き。SSケース。カーフストラップ。 72万4000円(ジャガー・ルクルト)

【調査報告】奥州谷 和宏さん/リデアカンパニー メンズホールセールス ジャガー・ルクルト「レベルソ・クラシック」
「アールデコ調の美デザインをよく褒めて頂く」と奥州谷さん。青針も含めて、その格調高い姿はドレスパーソンを魅了し続けている。

※表示価格は税抜きです。
撮影=黒沼 論(aosora)、野口貴司(San・Drago)、若林武志、鈴木泰之、西山 航 スタイリング=四方章敬 ヘアメイク=馬場拓也(sept) 構成・文=伊澤一臣 文=吉田 巌(十万馬力)、高木教雄、小曽根広光
[MEN’S EX 2020年8月号の記事を再構成]
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