プジョー208GTライン 顔に3本爪、フットワーク軽快

2020/9/20
新開発のプラットフォームを採用し、パワートレインも進化したプジョー208GTライン(写真:花村英典、以下同)
新開発のプラットフォームを採用し、パワートレインも進化したプジョー208GTライン(写真:花村英典、以下同)
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新型「プジョー208」のトップグレード「GTライン」をロングドライブに連れ出し、新開発プラットフォームや進化したパワートレインの仕上がりをチェック。2020年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた、その実力やいかに。

コンパクトで軽量

コンパクトカーを得意とするプジョーのラインナップ。その中にあって、兄貴分である「308」と共にブランドの主軸となる存在が、2012年に初代モデルが誕生した208シリーズだ。

初代208は2006年に登場した「207」の後を継ぐ存在だったが、ここに紹介する新型は、さらにそのフルモデルチェンジ版という位置づけ。かつてはモデルチェンジを行うたびに3桁数字の末尾が1つずつ繰り上げられていったプジョー車の名称だが、この先の“枯渇”を見越して(?)か、2010年代に命名ルールを変更。2019年春に開催されたジュネーブモーターショーで正式に披露された新型は、すなわち「2代目の208」ということになる。

この新型208においては、ピュアEVバージョン「e-208」も同時に発表されている。e-208は、「大半のユーザーは、高価なEVなど手に入れることはできない」というお説ごもっともなフレーズとともに、「燃料代や整備代、税金などまでを含めたランニングコストで考えれば、負担額はエンジン車と大差ない水準になる」というプロモーション展開や、389万9000円からという価格設定も話題である。

気になるボディーサイズは、全長×全幅=4095×1745mm。4mを下回った従来型に比べると全長がひと回り大きくなったのは確かだが、1.7m台半ばの全幅は同等で、今の世の中では明確に“コンパクト”と呼ぶに値するという印象は変わらず。1.1t台に収まった車両重量も、同様に文句なく“軽量”と表現できる水準にある。

ちなみに、従来型に存在した3ドアボディーは消滅し、新型は5ドアボディーのみの生産。本国にはディーゼルエンジン搭載モデルも設定されているものの、日本に導入されるエンジン車のパワーパックは、従来の6段から8段へと多段化されたステップATと組み合わされる、最高出力100PSを発生する1.2リッターのターボ付き3気筒ガソリンエンジンのみとされている。

2代目「プジョー208」は、2019年3月のジュネーブモーターショーでデビュー。多くの強豪を押しのけ、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2020に輝いている。日本では2020年7月2日に、電気自動車版の「e-208」と同時に発売された
最新の「208」には、グループPSAのBセグメントおよびCセグメント用に開発されたという最新世代プラットフォーム「CMP(Common Modular Platform)」が採用されている
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