レディー気分に手仕事ディテールと異素材感をミックス

揺れるプリーツスカートと重厚感ブーツの硬軟コントラスト

「ブルジョワシック」と呼ばれる、落ち着いた淑女風でありながら、適度な華やぎを宿した新顔テイストが秋冬ルックを盛り上げます。レディー感と遊び心をグッドバランスで並び立たせるところがポイントです。まるで春夏のような素材を差し込んだり、異なるモチーフ(柄)を組み合わせたりといった工夫が着こなしの鮮度を高めてくれます。

「秋冬=厚手」という常識をひっくり返すスタイリングが「Tory Burch(トリー バーチ)」から登場。オーガンディ素材のボウタイブラウスは胸元に配した特大リボンが気品を薫らせます。その上から重ねたのは、丁寧な手仕事技を感じさせるニットのベスト。風合いのずれ具合が味わい深い着映えに導きました。プリーツスカートには柄入りのロングブーツを引き合わせ、ボトムスでもテイストミックスを印象づけています。

高貴なムードを顔周りに添えてくれる立ち襟ブラウス

中世の欧州貴族を連想させる、立ち襟のブラウスもトレンドピースに浮上しています。ハンドクラフト刺しゅうのニットを重ねることによって、異素材ミックスのレイヤードを組み上げました。さらに、ニットの刺しゅう柄と、スカートの花柄をマッチング。ムードの異なるモチーフ同士を引き合わせた「柄on柄」のコーデで趣を深くしています。

(画像協力)
トリー バーチ  https://www.toryburch.jp/

若々しさ×グラマラス気分でエイジレスに

シアリングコートにスニーカーでカジュアルダウンして

クラシックな雰囲気が軸になる一方で、若い世代を意識した、フレッシュなテイストも打ち出されています。品格を保ったあでやかさや、トラッド寄りのプレッピー風味など、格上感を漂わせる装いです。若々しさとグラマラス気分を兼ね備えたスタイリングが新鮮に映ります。

「COACH(コーチ)」のレザーで仕立てた、真っ赤なキュロットには優雅さとアクティブ感が同居。足元はソックスとスニーカーで軽やかに見せています。シアリング素材のコートを羽織って、ゴージャスな雰囲気を上乗せ。風合いの異なるファーピースが肩や胸にあしらわれ、さらに華やぎを加えました。足さばきが楽でありながらも、淑女ムードが醸し出され、多面的な現代の女性像を映し出すかのようです。

上から下まで異なるストライプで柄on柄コーデを完成

ストライプ(縦じま)柄の太さや配色を上下で変えて、弾むようなリズムを帯びた装いに整えました。縦じまのおかげで、全体にすっきり見えていながらも、異なるムードの交差が気分を盛り上げます。ルーズソックスにはレインボーカラーのローファー靴を組み合わせて、スクールガール風の足元に。多様性への共感を示すマルチカラーは、ダークに沈みがちな秋冬ルックに絶好の差し色です。

(画像協力)
コーチ  https://www.coach.com
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縦長シルエットを意識して、ジェンダーレスなムードに