『コンフィデンスマンJP』 長澤まさみが語る撮影秘話

日経エンタテインメント!

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長澤まさみが主演し、東出昌大、小日向文世が共演する人気シリーズ映画の第2弾となる『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が大ヒット中だ。7月23日に公開されて、興行収入20億円を超え、最終的には40億円を超える見こみだ。第3弾となる『英雄編』の製作も決定した。長澤、東出、小日向の3人が本作の魅力や見どころを語り合ってくれた。

左から、東出昌大(1988年生まれ、埼玉県出身)、長澤まさみ(1987年生まれ、静岡県出身)、小日向文世(1954年生まれ、北海道出身)(写真:江藤はんな)

破天荒な天才詐欺師のダー子(長澤まさみ)が、真面目で小心者のボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のベテラン・リチャード(小日向文世)とともに、欲にまみれた人間たち(=オサカナ)から根こそぎ財産を奪い取る……。古沢良太(『リーガル・ハイ』)によるオリジナル脚本作『コンフィデンスマンJP』は、2018年に連続ドラマが放送され、ギャラクシー賞などを受賞。19年に劇場版『コンフィデンスマンJP ロマンス編』が公開されると、興行収入29.7億円を叩き出した。勢いに乗り7月23日に公開したのが、劇場版第2作『コンフィデンスマンJP プリンセス編』だ。今回はマレーシアを舞台に、騙し合いのコンゲームを繰り広げる。

◇  ◇  ◇

長澤 脚本の古沢さんやプロデューサーさんたちが、前から続編をやる気満々だったんですよ。だから、前作の好評を受けて製作が決まったときは、「ついにやるんだな」と実感に変わった感じでした。

小日向 僕がまず思ったのは、「どこで撮るんだ?」ということ。前作は香港ロケ。僕、外国が苦手だから、また外国に行くのかと(笑)。

東出 僕も続編の噂は聞いていたんですけれども、具体的ではなかったので、本当に寝耳に水でした。

長澤 脚本を読むと、いつものようにスカッとしつつ、今までにない展開があって、驚きましたね。

小日向 僕はマレーシアが舞台だと分かって、すぐに携帯用のシャワートイレを買いに行きました。

長澤 物語について話してよ(笑)。

小日向 ああ、そうか。でも、今までの『コンフィデンスマン』とは違うなと思って、新鮮でしたね。

東出 今回はジェシー(三浦春馬)や波子さん(広末涼子)といった、今までに登場したキャラクターが集結する物語。『コンフィデンスマンJP』の一ファンとしてもうれしく思い、撮影が楽しみでした。

東南アジアでロケを敢行

シンガポールの大富豪レイモンド・フウが死去し、遺産相続をめぐってフウ三姉弟が火花を散らす。しかし遺言書に書かれていた相続人は、誰も存在を知らない隠し子の「ミシェル・フウ」だった。それを知ったダー子は、身寄りのない内気な少女・コックリをミシェルに仕立て、その母親となってフウ家に潜り込む……。フウ三姉弟をビビアン・スー、古川雄大、白濱亜嵐が演じ、19年『町田くんの世界』でデビューした新人・関水渚がコックリを演じる。

長澤 私は関水渚ちゃんととにかく一緒にいるようにして、親子関係の役作りを丁寧にしていきました。まあ、私は母性が強いほうなので、単純に年下の渚ちゃんをカワイイと思ったんですけど(笑)。

小日向 リチャードは今回、外交官になるから英語が必要。英語の練習をがっつりして、品のいい外交官を意識して演じました。ちなみに僕は、いつもまさみちゃんにお母さん感を感じてますよ。いつも「うるさい」とか言われるから、子どもみたいな気分になる(笑)。

東出 僕は今回、特別な役作りはなかったかもしれないです……。

長澤 ボクちゃんは今回、SPみたいな感じだったじゃない?

小日向 「みたい」じゃなくSP役だよ!ひどいね、言い方が(笑)。

東出 いやいや(笑)。確かに、訓練で鍛えるシーンがあったので、白濱亜嵐くんとジムに行ったり、プールに行ったりはしましたね。

東出 江口(洋介)さんも毎晩のように僕の部屋に来てくださり。

長澤 男子飲みしてましたよね。

東出 夜な夜なコヒさん(小日向)が酔っ払い、亜嵐くんにムーンウォーク講座をしてもらってた(笑)。

小日向 本当に楽しくて、1週間いたのに苦じゃなかったよ。

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脚本の構成が緻密で毎回驚かされる
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