「ジャケットを持ち歩くなら中表で」森岡流を映像解説

夏のジャケットの持ち方を説明するファッションディレクターの森岡弘氏
夏のジャケットの持ち方を説明するファッションディレクターの森岡弘氏

メンズスタイルの基本を分かっていれば、クールビズやテレワークなど、あらゆるシチュエーションで装いを決められる。ニューノーマル(新常態)にもスマートに対応できるはずだ。「服の着こなしもファッションも、ビジネススキルの一つ」と捉えるファッションディレクター、森岡弘氏とともに、ワンポイントで変わる着こなしのテクニックや小物の選び方などを、映像を交えて解説していく。今回は「外出時のジャケットの持ち方」だ。




猛暑やクールビズとはいえ、エアコンが効いた肌寒い室内や、大切な商談など、ジャケットが必要になるシーンは多い。ビジネスパーソンならば、夏場でも常に薄手のジャケットを1枚持つのが望ましいし、重宝する。

問題は外出時だ。炎天下の移動中は、ジャケットを脱いで持ち歩きたい。どうやって持ち運べばしわが寄らず、だらしなく見えないだろうか。

そのままわしづかみにするとしわの元。手汗で汚れやにおいがジャケットに染み込んでしまうのも避けたいところだ。そこで森岡さんに夏に最適なジャケットの持ち方を教えてもらった。

「脱いだジャケットは片手にかけて持ち運ぶのがいいですよ。ただ、そのままだと汗をかいた手でジャケットの表地を触ってしまうので、一工夫が必要になります」と森岡さん。

森岡流ジャケットの持ち方

1 ジャケットの一方の肩を裏返す

2 裏返した肩の中にもう一方の肩を入れ込む

3 2つ折りにして手にかけて持つ

「ジャケットの裏地を持つようにすれば、表地に汗や汚れが付かず、傷みにくくなります。カッコよく持とうとすることよりも、傷まないようにケアしてあげる意識を持つことが重要です。この持ち方をマスターすれば、『服の扱い方を知っている人だ』と一目置かれるます」と森岡さんはすすめる。

また、二つ折りにすることで、大き目のバッグに、そのまま収容して持ち歩くこともできる。「ショルダーバッグやトートバッグなら肩にかけられるので両手を使えるのもメリットです」と話す。

ジャケットは消耗品。特に夏の汗の季節には、より丁寧に扱って、いいジャケットを長く着られるようにしたいものだ。

森岡弘(もりおか・ひろし)
グローブ代表、 ファッションディレクター&スタイリスト 早稲田大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社、「メンズクラブ」編集部に所属。退社後、株式会社グローブを設立し、著名人のスタイリングや広告のファッションディレクションなどを手がける。講演も多数。NIKKEI STYLE Men's Fashionの夏の装い直前講座のトークショーにも出演した。2020年からYouTubeで「森岡弘の着分は上々」を配信。

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