顔を覚えさせて捜索、見守り向けの新機能
ペットロボットの「aibo」は19年夏に、見守り機能が追加されたプレミアムプラン(月1628円・税込み)を開始。新機能を使うと、aiboが自宅のマッピングデータをもとに、指定した時間にパトロールを行い、登録した人の在否確認を行う。スマホからの操作で、指定した場所への移動、カメラによる撮影などもできる。
生理現象から異常を察知、トイレに置くだけと手軽
トイレタンクの流水を感知し、利用頻度から生活リズムが「いつも通り」か確認できる。オーナーは専用アプリでトイレの利用などが分かるうえ、蓄積されたデータをもとに異変があれば通知される。通知の種類は1日の利用状況、多頻度/未使用時のアラート、想定外時間での使用アラートの4種。
超高画質で映像確認できる良コスパの見守りカメラ
低価格なネットワークカメラ。1080pの高画質でスマホのズームにも対応。消灯時も高感度CMOSセンサーと赤外線ナイトビジョンにより見守り可能。複数台設置して専用アプリと連携させれば、マルチビューで家中の様子を同時再生できる。
脈拍や動作を検知するセンサー、エアコンと連動して室温管理
脈拍や体の動きを把握できるセンサーにより、設置した部屋の在室時間や就寝、起床が分かる。専用アプリでは室内の状況を10分おきに更新。自社製エアコンとの連携が必須となるが、室内の温度管理ができるのも魅力だ。
見た目はフォトスタンド、熱中症リスクなどを把握
フォトスタンド型の見守りシステム。人感センサーにより起床就寝時間や室温情報を1日1回の日報で知らせるほか、「日中に数時間動きがない」など異常を感知すると緊急メールが送信される。センサーボックスのみの「ミマモリエミニ」もある。
私物に貼るだけと簡単、迷子時の所在がわかる
家族に位置情報を知らせるQRコードをつえなどに貼付することで、親が迷子になった際の一助とする。発見者が、スマホでQRコードを読み取ると、専用のアプリなどを介さず、現在地や状況が家族に通知できる仕組みだ。月額の利用料も不要と手軽に導入できる。10枚入りで1980円。
(注1)「セコム・ホームセキュリティ スマートNEO」はレンタル料金を記載。機器レンタルパックにオプションサービスの「救急通報(マイドクター)」、「安否見守り」を追加したプラン例。別途、保証金2万円が必要となる。「遠くても安心プラン」は「買取Aコース(バランス型)」の料金を記載。
(注2)「omu」はクラウドファンディングサイト「makuake」上にて、資金調達中。実勢価格は「【20%OFF準早割:50名様】6か月使用料コミコミプラン」を記載。「Daikin Support Life」に連携できるエアコンは機種による。
(日経トレンディ 澤原昇、写真 小西範和)
[日経トレンディ2020年9月号の記事を再構成]