半袖Tシャツだろうと、アメカジなチェックシャツだろうと、リネンのジャケットを羽織れば途端に大人コーデとして成立します。リネンジャケットの魅力は、その自然にできたシワそのものにあります。あまたあるジャケットの中でも、唯一シワが味となり、エレガントさを生み、涼感を感じさせるのです。
クーラー&オケージョン対策に有効なアイテム
クーラーの効いたビル、また冷えた中で長時間の着座を求められる飛行機など、暑い夏でも肌寒さを感じる時って結構あります。そんな時のために、薄手のライトアウターを用意しておくと便利。そこでオススメなのがリネンジャケットです。
ドライで清涼感のあるリネンジャケットは、夏のジャケパンスタイルにおける必須アイテム。その軽やかな風合いは、よりカジュアルでラフな着こなしにおいてもマッチしてくれます。自然にできるシワには味わいがありますし、見た目にもエレガントさが漂います。
例えばTシャツやシャンブレーパンツといったラフなアイテムも、リネンジャケットを合わせるだけで大人顔に。外では快適にTシャツ姿で、一方レストランではジャケットONすれば、ベースコーデを変えることなくきちんと感を演出できます。
色は、夏色のブルー系からグレーなどのベーシック系、またリゾートなホワイト系まで幅広く合うブラウン系がオススメ。リネンジャケットは、暑いからと涼しさだけをひたすら求められない、礼節を心得た大人の懐刀です。
■スナップ1 Tシャツ姿も途端に大人な上品コーデに
ネイビーのニットTシャツとホワイトデニムとで作るマリンカラーに、ブラウンのリネンジャケットをオン。すると、爽やかさを残しつつも渋さのある大人のコーディネートに格上げされます。軽く腕まくりしシワになった袖がダラしなくならずに味わい深く見えるのも、素朴な風合いのリネンならではです。
■スナップ2 ラフなコーデも一点落ち着き顔に
チェックシャツにワイドシャンブレーパンツが、ラフなアメカジ感を演出。でもよく見るとパンツはスラックスタイプで、ストローハットやスエードスリッポンが大人な色気を演出します。これぞイタリア的アメカジの好例。リネンジャケットを加えることで、より大人のアメカジスタイルが完成します。
■スナップ3 リネンなら渋色でも夏気分を満喫
夏のジャケパンスタイルにおいて、リネンジャケットが欠かせないのは言うに及ばず。クリーンなホワイトパンツとブラウンのリネンジャケットの組み合わせは、品良く爽やかさも楽しませます。その場合、シャツもジャケットと同様にリネンを選び、ドライな質感でまとめるのが定石です。
