テント・ランタン・椅子 避難にも使える宿泊アイテム

日経トレンディ

テントを中心とした「宿泊セット」
テントを中心とした「宿泊セット」
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今日は防災の日。被災時に大事なのは、快適な睡眠環境を確保すること。新型コロナの問題が深刻な今、避難所に頼るのは最後の手段として、自分でテントを張って過ごすということも考えられる。その時に役立つ「宿泊セット」としてお勧めのものを紹介する。

寝具やレインウェア、それらを入れるバックパックといった「基本セット」があれば避難所で過ごすことはできる。ただし、あくまで避難所には頼るのは最後の手段。そもそも、新型コロナによる収容人数削減で避難所に入れない状況さえあり得る。

そこで前回紹介した基本セットに加えたいのが上にあるような「宿泊セット」だ。

最も重要なのが雨風をしのげる「テント」。「熊本地震では道の駅の敷地がテント村のようになっていた」(モンベル)というように、テントでの避難スタイルも一般的になりつつある。

テントには様々なタイプがあるが、選ぶポイントは収容人数。テントの多くはコンパクトに設計されているため、2人で利用するのなら「3人用」、3人で利用するのなら「4人用」など、実際の利用人数プラス1~2人のものを選んだほうがいいという。

ただし注意したいのがその重量だ。例えば4~6人用の大型テントなどは重さが10kgを超えるものもある。クルマで出かけるようなオートキャンプには向いているが、非常時の状況によってはクルマで避難できるとも限らない。バックパックに入れて背負っていける重さか、あるいは家族と荷物を分担するかなどを考えて選ぶべきだ。

簡易ベットの「コット」を用意するのも手。寝床を高くすれば床から舞い上がる飛沫が付いたほこりを避け、新型コロナなどの感染リスクを下げられる。

それでは日経トレンディ編集部が選んだ「雨風をしのげる 宿泊セット」を紹介していこう。

No.1 テント/設置が簡単な自立タイプのテント

「ムーンライトテント 2型」(モンベル)実勢価格4万1580円(税込み)

「月明かりでも簡単に設営できる」というコンセプトを名前にした2人用テント。他にも1人用や4人用のタイプがある。側面がほぼ垂直に立ち上がり、居住性が高いことも特徴だ。自立式のため、設営の許可があれば駐車場のような場所でも利用できる。ポールなどを合わせた総重量は2.39キロ。

No.2 ランタン/家族で使える分離型のLEDランタン

「2マルチパネルランタン」(コールマン)実勢価格5980円(税込み)

光源にLEDを採用したランタン。4面ある発光パネルのうち2つを取り外せるため、家族での利用に特に向く。外したパネルは面発光だけでなくスポット照射も可能。可動式ハンドルで懐中電灯やスタンドライトのようにも使える。本体にはUSBポートを搭載しており、スマホの充電も可能。アルカリ単一形乾電池4本を使用する。

No.3 椅子/1キロ以下の軽量チェア

「チェアワン」(ヘリノックス)実勢価格1万1550円(税込み)

総重量960グラムと1キロを切る軽量なつり下げタイプのチェア。通気性に優れるメッシュ生地は背面部分が広くなっており、ゆったりと座れる。一体化したポールを組み立てて、専用の生地を張るだけとセットアップも簡単だ。総重量510グラムとさらに軽い「チェアゼロ」(実勢価格税込み1万3200円)もある。

No.4 テーブル/持ち運べるメッシュテーブル

「テーブルワン」(ヘリノックス)実勢価格1万3750円(税込み)

簡単に組み立てられる折り畳み式テーブル。天面の寸法は幅60センチ、奥行き40センチと広めだが、総重量は690グラムとかなり軽い。テーブル中央に2つのカップホルダーがあるのも便利だ。「チェアワン」と同じ軽量な合金ポールを採用し、使用しない時はコンパクトにまとめられる。高さは39センチ。

No.5 コット/寝る位置を高くできる「簡易ベッド」

「ライトコット」(ヘリノックス)実勢価格3万1900円(税込み)

床面のほこりや冷気などを避けるためには、簡易ベッドのように使える「コット」を利用するのも手だ。コットの広さや高さなどは商品により様々だが避難時に他のグッズと一緒に持ち運べる重さかどうかが重要。ヘリノックスの「ライトコット」は高さ13センチだが総重量1.26キロと片手で持ち運べるほど軽いことが特徴だ。

(日経トレンディ 佐々木淳之、写真 文田信基(fort)、福田諭(fort))

[日経トレンディ2020年8月号の記事を再構成]

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