美術館の子ども向けのアート教育プログラムを活用

(イラスト=PIXTA)

美術館が用意している子ども向けのアート教育プログラムも、新型コロナウィルスが収束してきたらぜひ利用してほしいと大泉さんは言います。

「教育学を修めた学芸員が携わるケースも増えているので、親子でアートを体験しやすくなっています」

低学年の場合は特に、作品に触って楽しむのもポイントだと大泉さん。

「大人は美術館で鑑賞するというと『見る』ことをメインにしますが、子どもにとって見ることと触ることは同じ価値を持っています。触ることで作品の新たな価値を発見できることもあります。ですから、例えば街中にあるパブリックアートの彫刻作品に触ってみたり、東京都現代美術館や横浜美術館など子ども向けのゾーンがある美術館に行って作品に触ったりするといいと思います」

アートに対してどのような『問い』を持てるかが大切

「アート教育は、その作品が役に立つか立たないかを判断することではありません。そのアートに対してどのような『問い』を持てるかが大切だと思います。家にいることが増えたこの機会にぜひ、家庭でできるアート教育を実践してみてください」

大泉義一
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。東京都公立中学校教諭、東京学芸大学付属竹早小学校教諭、北海道教育大学助教授、横浜国立大学教育人間科学部准教授、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)准教授を経て現職。専門は美術科教育・デザイン教育、教育方法学。

(取材・文 山田真弓、大泉義一さん写真  山下暢之)

[日経DUAL 2020年5月11日付の掲載記事を基に再構成]

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