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やりがいや働きがいを感じるには、職場の環境も重要だ(写真はイメージ =PIXTA)

やりがいや働きがいを感じるには、職場の環境も重要だ(写真はイメージ =PIXTA)

「ウィズコロナ」の状況下で、多くのミドル・シニアの皆さんが転職活動を活発化させています。このような状況下だけに、当然のことながら移籍先企業選びのポイントとして「ウィズコロナ、アフターコロナを生き抜ける企業なのか」は外せません。そのための業種・業態チェック、各社の経営状況の確認にはいつにも増して皆さん、気を配っていることでしょう。しかし同時にこういう時期だからこそ、自分自身が生き生きと働きがいを持って働ける転職先をしっかり選ぶことがミドル・シニアの皆さんにとって中長期的によい結果をもたらすであろう転職成功法です。

数々の危機を乗り越えてきたリクルートに学ぶ

「働きがいを持って働ける転職先かどうか」を軽視すると、早期に再転職を余儀なくされるなどのリスクが高まりかねません。不透明な状況では転職先での環境変化も起きやすくなりがちです。

とかくスペック重視に傾きがちですが、未然に防ぐべきは、自分の今後のキャリア展望・やりがい、職場フィットなどの欠如のほうです。ここでいう「スペック」とは、「最近の会社の評判」「事業やサービス・商品のレビュー」「年収をはじめとする雇用条件」などを指します。

では、いったい、どのようなことを現在の転職活動においてチェックすればよいのでしょうか。一つの指針として、リクルートの組織活性化の源泉に目を向けてみましょう。

リクルートは今や連結売上高が2兆円を超える巨大な高成長・高収益企業となっています。しかし、過去にはリクルート事件、バブル崩壊によるダイエー傘下入り、紙のメディアからネットへの移行による既存事業モデル消滅の危機などをたくましく乗り越えてきた企業でもあります。

創業者の江副浩正さんを中心として生み出されたライフイベント情報のマッチング・提供という秀逸なビジネスモデルが存在したことが強みになっています。しかし、それ以上にリクルートという会社が数々の危機に直面しながらそれを乗り越え、時代に適応した新たなビジネスを創出してくることができたのには、同社独自の組織活性化の仕組み・理論がありました。

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