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ThinkPad T14s 手ごろ価格で自宅・会社の行き来も快適

戸田覚の最新デジタル機器レビュー

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NIKKEI STYLE

今回は、レノボ・ジャパンから新しく登場した「ThinkPad T14s GEN1(AMD)」をレビューする。14インチ液晶を搭載するThinkPadとしては「X1 Carbon」の人気が高い。これと比較すると、ThinkPad X1 Carbonの重さが1.1キロ前後なのに対し、ThinkPad T14sは1.3キロ台とやや重い(重さは構成によって異なる)。ThinkPad X1 Carbonほどモバイルを突き詰めているわけではないが、十分に軽く、価格も比較的手ごろなのがThinkPad T14sシリーズなのだ。

中でも今回紹介する「ThinkPad T14s Gen 1 (AMD)」は、CPU(中央演算処理装置)に一般的な米インテル製品ではなく、米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)製の「Ryzen(ライゼン)」を採用し、価格の割に性能がとても高いのが特徴だ。

気になる価格は、レノボの公式オンラインサイトで12万円前後から(税込み、同サイトは継続的にキャンペーンを実施しており、価格は随時変動する)。CPUに「Ryzen 7 Pro 4750U」を搭載し、16ギガバイト(GB)のメモリー、512GBのSSDを備える最上位モデルでも16万~17万円程度(同)で入手できる。

本体は若干大きい

レノボはパソコンのモデル数が非常に多く、その違いが分からりづらいので、ThinkPad X1 Carbonとの違いをもう少し説明しよう。

一日中持ち歩いて使うなら、ThinkPad X1 Carbonのほうが優れている。200グラム程度とはいえ、荷物として持ち歩く際の軽さはかなり違いがある。

ThinkPad T14sは、基本的にはメインマシンとして使い、週に数回持ち出すような使い方に向く。在宅勤務で週に1~2回会社と自宅を行き来するような用途にマッチする。

ThinkPad X1 Carbonは、その名の通り材質にカーボンを採用するなど軽さを突き詰めるためのコストをかけている。つまり、ユーザーは軽さに対して投資しているわけだ。

ThinkPad T14sは、そこまで軽さを追求していないので、価格が手ごろになる。さらに、本体サイズもThinkPad T14sのほうがやや大きい。もちろん、持ち歩くなら小さいほうが適しているが、机上での利用時間が長いと、若干ながら本体の大きなThinkPad T14sが使いやすく感じる。特にタイピング時に手のひらの土手を置くことになる、パームレストが広いので、使っていて余裕がある。

なお、さらに持ち歩く機会が少ないなら、1.5キロ台と重くなるが、価格がもう少し手ごろなThinkPad T14を選ぶ手もある。

拡張性は上々、顔認証も便利

ThinkPad T14sの拡張性はとても高く、仕事でバリバリ使っても不足を感じることはないだろう。USB端子を2つに、USB-C端子を2つ搭載する(USB-C端子は充電にも利用する)。さらにHDMI端子も備えるので、自宅では外部ディスプレーを接続してマルチモニター環境で利用したり、会社ではプロジェクターをつないでプレゼンしたりできる。

ディスプレー上部に顔認証用の赤外線(IR)カメラを、タッチパッドの右隣に指紋センサーを備える。これら2つを備えているのは、とても便利だ。顔認証はパソコンを起動して、画面を見るだけでログインできるので使いやすい。とはいえ、最近はマスクをしているケースも多いので、そんなときは指紋センサーでログインできる。

IRカメラはテレビ会議用にも使える。設定でカメラをオフにできるので、テレビ会議で顔が映らないようにもできる。

素晴らしい性能、体感上も速い

前述のようにThinkPad T14s Gen 1 (AMD)はCPUにAMDのRyzenを搭載する。Ryzenは価格の割に性能が高いのが特徴だ。

最上位モデルが搭載する「Ryzen 7 Pro 4750U」は8コア16スレッドというハイスペックな仕様となる。基本の動作周波数は1.7ギガヘルツ(GHz)だが、ブースト時は最大4.1GHzとなる。

最上位モデルのCPU性能をベンチマークテスト「CINEBENCH」で測定すると、2400~2600程度のスコアを示した。これに対して、手元にあったエイスーステック・コンピューター(ASUS)の「ASUS ExpertBook B9 B9450FA」のスコアは500~800程度だった。

ExpertBook B9はThinkPad T14sと同じく14インチディスプレーを搭載しているが、重さ870グラムと持ち運びを重視している。テストしたモデルのCPUはインテルの「Core i5-10210U」だ。

ExpertBookが決して遅いわけではないが、実際に使い比べてみるとテキパキ感はだいぶ違う。Excelなどを使っていても体感で違いが分かる。ビデオ編集などの作業をすると、その差はさらに大きくなるだろう。

キーボードも打ちやすい

ThinkPadシリーズは、キーボードの打ちやすさにも定評がある。「セミモバイル」といった位置づけのThinkPad T14sも文句なしの打ちやすさだ。

他のノートと違うのは、「トラックポイント」を搭載している点だ。キーボードの真ん中にある赤い突起で、これを指先で動かすことでマウスポインターを操作できる。手をホームポジションに置いたまま作業ができるので、使い慣れたユーザーの評価は高い。もちろん「トラックポイント」を使わず、タッチパッド操作でも特に不便なことはない。

このようにThinkPad T14s Gen 1 (AMD)は在宅勤務用に心地よく仕事ができるノートパソコンを、手ごろな価格で入手したいという方にお薦めの1台だ。「ここまでのスペックは不要」と今は思うかもしれないが、5年、6年と長く使っても性能の低さを感じる機会は少ないと思われるので、賢い選択だろう。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は150点以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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