多様化した情報源を組み合わせて活用する

では、何かテーマやキーワードを見つけたとき、どのように情報収集や勉強をすればいいのでしょうか。この点については、私が普段とっている方法をご紹介したいと思います。

私は、多いときで週3~4回、講演やセミナー講師などの依頼を受けます。その依頼の中には、本業のストライクゾーンから外れるテーマも結構あります。

私のメインの専門領域は「転職」「キャリア」ですが、例えば、地方自治体から「事業承継について話してほしい」と依頼されたことも。この場合、「次世代幹部人材の採用」という観点で語ることはできますが、「事業承継」についての基本知識や昨今の課題についてインプットしておかなければなりません。

このように、専門領域から少し外れた依頼も、私は基本的に断りません。普段は目の前の業務に追われ、分野外のことをあえて勉強する気にはなりませんが、依頼を引き受けることで、自分に強制的に勉強を課すことになります。それが貴重な学びの機会になるからです。

そこで得た知識は、後々意外なところで生かせて、点と点が線としてつながっていくこともあります。結果、自分の守備範囲を大きく広げることができるのです。

では、私が新しいテーマを持ったとき、どのような手段でインプットするか。基本的には、「インターネット」「書籍」を併用し、足りなければ「友人のプロフェッショナル」を頼ります。

「ネット」では広く浅く情報を取ります。文字情報だけでなく、ユーチューブなどの動画も活用します。検索キーワードをいろいろと組み合わせて工夫することで、求めるコンテンツに早くたどり着けます。これについては、デジタルネーティブである若手の皆さんが得意とするところでしょう。

そして、ネット検索だけで済ませず、「書籍」も活用することをお勧めします。やはり書籍の内容は体系的・理論的であり、濃密です。情報の出典などのデータも載っていますので、さらに情報を深めるのに役立ちます。

私はアマゾンでキーワード検索し、書籍紹介サマリーやユーザーレビューを参考に5~6冊を購入します。すべて読み込むわけではなく、まず目次に目を通し、必要なコンテンツを拾い読みしています。

また、私が最近よく活用しているのが『3BOOKS for business』です。ビジネス書のサマリーを1冊10分程度の音声で聴くことができるサービスです。私は通勤の移動中、ランニング中、調理中などに聴いています。効率よく情報収集ができるのでお勧めです。

今、転職を検討しているあなたへ / 日経転職版

同世代の年収っていくらぐらい?

日経転職版でチェック

>> 年収チェックはこちらから

次のページ
コロナ禍の今を、新たな学びのチャンスにする