挑戦しないのはダサい クラシル社長支える前橋高精神堀江裕介・dely社長(下)

試行錯誤を繰り返しながら、レシピ動画サイトの「クラシル」をスタート。クックパッドを抜いて動画数やアプリのダウンロード数などで国内ナンバーワンになった。

実は親には心配されながらもSFCは中退しました。両親とも群馬の地方銀行員ですから、反対されるに決まっています。公的な金融機関からお金を借りて、公のメディアに僕の名前が載って、取り返しのつかないところまで行くしかない、そうしないと両親も納得しないと思いました。幸い、クラシルの拡大で再び周囲から注目を集め、メディアから取材を受けるようにもなりました。

「やりたいことをやり、救いたい人を救うにはまだまだ規模が足りない」とさらなる拡大をめざす

メルカリ創業者の山田進太郎社長など著名な起業家とも交流があります。実は(孫正義氏の後継者や起業家人材育成のためにつくられた)ソフトバンクアカデミアのメンバーにもなり、2年前に孫さんとビジネスの話もしました。「君の事業はいいね」と評価されました。18年にヤフー(現Zホールディングス)からの出資比率が40%強となり、レシピ動画サービス事業を大幅に伸ばすことができました。

孫さんは若い頃から40代で数千億円、50代で数兆円の企業に成長させると公言し、何度も危機を乗り越えながら、有言実行しました。僕もまずはなるべく早い段階で営業利益100億円をつくって、世界で戦える企業への土台を構築していきたいと思っています。

東日本大震災や今回の新型コロナウイルス感染拡大で共通して感じたのは、自分のやれることの小ささでした。しかし、会社の規模の拡大に伴って徐々にやれることは増えてきています。学生時代は全くの無力でしたが、今回は事業を通して一定数の飲食店を支援することができたと感じています。それでもやりたいことをやり、救いたい人を救うにはまだまだ規模が足りない。何かが起きてからそう思うのでは遅いから、できる限り規模を追求します。悔いのない人生を歩みたいし、そんなことができる会社をつくり上げていきたい。

「挑戦しないのはダサい」という前高で培った精神で、地をはいつくばってでも社会的に存在感のある会社をつくりたいと考えています。

(代慶達也)

<<(上)レシピ動画のクラシル 28歳社長を育んだ前橋高の熱量

管理職・ミドル世代の転職なら――「エグゼクティブ転職」

5分でわかる「エグゼクティブ力」
いま、あなたの市場価値は?

>> 診断を受けてみる(無料)

「エグゼクティブ転職」は、日本経済新聞社グループが運営する 次世代リーダーの転職支援サイトです

NIKKEI 日経HR


マネジメント層に必要な4つのスキルを鍛える講座/日経ビジネススクール

会社役員・経営幹部の方を対象とした、企業価値を高める経営の実務に役立つビジネス講座を厳選

>> 講座一覧はこちら

今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら
注目記事
今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら