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トイレで目が覚める… 「夜間多尿」改善ポイントは?

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NIKKEI STYLE

日経Gooday(グッデイ)

この記事では、今知っておきたい健康や医療の知識をQ&A形式で紹介します。ぜひ今日からのセルフケアにお役立てください!

【問題】夜、寝ているときにトイレに行きたくなり目が覚めてしまう「夜間頻尿」。その主な原因の1つに「夜間多尿」という病態がありますが、夜間多尿の説明として間違っているのは以下のうちどれでしょう?

(1)夜間にトイレに起きる回数が2回以上になると、夜間多尿
(2)1日の尿量のうち、夜間に出る尿量の割合が増える
(3)夜間多尿の改善には、足のむくみ改善の運動が大切

答えは次ページ

答えと解説

正解(間違っている記述)は、(1)夜間にトイレに起きる回数が2回以上になると、夜間多尿 です。

夜間、トイレのために1回以上起きなければならない症状を夜間頻尿といいます。日本泌尿器科学会によると、40歳以上の約4500万人に夜間頻尿の症状があるとされ、その頻度は、加齢とともに上昇します。

夜間頻尿の原因には、前立腺肥大や過活動膀胱[注1]による尿意切迫感、睡眠障害(睡眠が浅くなったときに尿意を感じる)などがありますが、そのほかの大きな原因として、夜間多尿というものがあります。日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟さんによると、夜に2回以上トイレに起きる夜間頻尿の人のうち、実に4分の3は夜間多尿になっていると言われます。

夜間頻尿と違い、夜間多尿という言葉は耳慣れないという人も多いでしょう。高橋さんは両者の違いをこう説明します。「夜間頻尿は、夜、寝ているときにトイレに行きたくなるという症状を表す言葉です。その原因の1つが、夜間多尿という病態です。夜間多尿は、1日の尿量のうち、夜、寝ている間に出る尿の割合が増えている状態で、具体的には1日の総尿量の33%以上が就床中に出ている状態を夜間多尿と呼びます」。1日の尿量全体が増えているのではなく、昼間に出る分の尿が、夜に出てしまっているのです。

[注1]過活動膀胱:尿が十分にたまっていないのに、膀胱が過剰に収縮してしまう病気。尿意切迫感、頻尿、尿失禁(トイレに間に合わずに漏れてしまう)といった症状が出る。

夜間多尿かどうかの判別ポイントは? どうすれば改善する?

夜間多尿は、なぜ起こるのでしょうか。「夜間に出る尿の比率が増えてくる理由の1つは、加齢とともに腎臓の機能が落ちて、日中の尿の排出量が減ることです。また、高齢になると下半身に水分がたまって、夕方に足がむくむようになりますよね。夜間に横になると、体がそのたまった水分を出そうとするんです」(高橋さん)。

夜間多尿かどうかの判別のポイントは、「昼も夜も頻尿なのか、夜だけ頻尿なのか」という点です。「昼も夜もトイレの回数が多いようだったら、前立腺肥大症や過活動膀胱。夜だけ頻尿なのは夜間多尿です」と高橋さんは解説します。ただ、「夜間多尿に前立腺肥大症や過活動膀胱が加わっていることもよくあります。原因が複数あるとしたら、1つずつ対応していくことが大切です」(高橋さん)。

夜間多尿の改善のポイントは、下半身の運動、減塩、早めの夕食、寝る前の入浴といった生活習慣を取り入れることです。「下半身のむくみを取るには、ウオーキングなど下半身を動かす運動をすること。特にふくらはぎの筋肉を使う運動がお勧めです。寝る前の入浴も有効です。下半身に水圧がかかり、血流も良くなるので、寝る前に尿が出やすくなります」(高橋さん)。寝る直前にものを食べると、夜間トイレで目が覚めやすくなるので、夕食は就寝の3時間前までに済ませましょう。また、過度に水分をとっていれば、当然多尿になります。「適切な1日の尿量は、体重(kg)× 20~30mL です。夜間頻尿に困っている人は、過度に水を飲まないようにしましょう」(高橋さん)。

塩分の取りすぎにも注意が必要です。「塩分をたくさんとっている人ほど夜間多尿が多いという報告があります。塩分をとると、ナトリウムを排出するために腎臓の血流量を増やさなければならないので、血圧が上がり、尿量も増えます。反対に、塩分を控えめにすれば、腎血流量が減って血圧が下がり、尿量も減るんです」(高橋さん)。減塩や運動は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を防ぐためにも有意義な習慣です。夜間多尿のある人は、積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

[日経Gooday2020年7月13日付記事を再構成]

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