「本物」できちんと装う 五輪メダリスト・松田丈志氏アクアテラ社長 松田丈志氏(上)

おしゃれで気分転換 落ち着いたスタイルが好き

――仕事で出会う人もさまざまです。どんな装いで向き合っていますか。

「僕自身がインタビューを受けるときや、逆にインタビュー取材に行くときなどは、ジャケットとパンツスタイルが多いです。きょうは、最近一番よく着ているタリアトーレのお気に入りジャケットです。ボトムははきやすいインコテックスで、さわやかに見せたいから白のパンツにしました。おしゃれは気分転換になります。4月に第2子が生まれて、今は妻も僕もあまりおしゃれをする余裕はないですけど。僕はこうして外に出ていろいろなものが着れますので、妻におしゃれをさせてやりたいですね」

「どちらかというと昔から落ち着いた感じのスタイルを好んで着ています」

――ファッションでも本物志向ですね。

「スーツなどかちっとした服装をしなければいけないときは身だしなみも含めて、いいものを着たいという気持ちがあります。以前から、ちょっと年齢が上の人が好む落ち着いたスタイルが好きなんですよ。スカル(ドクロ)モチーフとかジミー・チュウのとげとげがいっぱいついた靴だとかを好きなアスリートも多いですけど、僕はあんまり好きではないのです。ただ、普段はものすごくラフ。テレビ局にはいるときなどは短パンにサンダルです」

――アスリートとビジネスに共通することは何でしょうか。

「アメリカで起業した方に聞いた話です。その方は水泳をやっていたのですが、同級生に五輪選手がいた。圧倒的な才能を見せつけられて水泳では戦えない、と祖国からアメリカに渡り起業されました。『ビジネスは努力すれば絶対に結果につながる。でも、スポーツはそうじゃない』と話していました。僕もメダリストではありますが、スポーツの不条理みたいなものを感じたことはあります」

「ただ、アスリートもビジネスでも、努力の量が結果に表れるのは確か。また、年間の計画をたて、ビジョンをたて、そこに向けて2年3年という計画で積み上げていくところも同じです。机に座って経営を学ぶこともできるでしょうが、水泳をやるならまずはプールに飛び込まなきゃ。それと同様に僕の性格上、まずはビジネスの世界に飛び込んで、ジム経営を始めることにしました。今は経営に携わりながら、水泳をやっているときとまったく同じことをやっているんだな、と実感しています」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)


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