Men's Fashion

大人もOKなショートパンツ選び 足元は好相性の革を

プロのコーデ

ROL 葛西剛史さん

2020.8.7

暑さが一段と厳しい夏に積極的に取り入れていきたいのが、見た目にも涼しげなショートパンツだ。しかしながら、“幼さ”を連想させるため、着こなしの難易度が高いアイテムでもある。大人らしいショートパンツのコーディネートとはどんなものか。東京・吉祥寺にあるセレクトショップ、ROLのストアセールスマネージャーである葛西剛史さんに話を聞いた。




ショートパンツは“慣れ”が肝心

――葛西さんは日ごろ、ショートパンツをはかれますか?

「はきますよ。むしろ、はかない人は暑いのを我慢していてすごいなと」

――子供っぽく見えるのが気になるとか、すね毛を見せたくないという人が多いようです。

「“慣れ”も関係しているでしょうね。僕は学生時代にサッカー部だったこともあり、当時からよく丈の短いパンツをはいていて、今に至るまで抵抗がないんです。帽子も同じですが、最初は違和感があっても着続けることで、自然と受け入れられるようになるものです」

――苦手意識があっても、はき続けることが大事だと。

「そうですね。とはいえ、それはあくまで個人的な話で、ショートパンツをはきたくないというお客様は多いですから。代わりの選択肢として、暑さを感じにくい素材を使った長ズボンも用意しています。そこはスタイルに応じて選んでいただければ」

――はき慣れていないという方には、どんなショートパンツをすすめますか?

「チノパンのようなコットン生地を使ったものです。ビジネスシーンでもなじみのある素材だと思うので、第一歩にはちょうどいいかと」

「化学繊維よりもコットンなどの天然素材の方が大人らしく見えやすいです」

――シルエットはどんなものがいいでしょうか?

「トレンド感はあまり意識せず、ベーシックな方が使いやすいと思います。具体的に言うと、裾に向かって少し細くなるような、すっきりとしたもの。丈は長すぎず膝にかかるくらいがベストです」