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元美容師の野菜たっぷりイタリアン 東京・代々木上原

2020/8/3
冷たい前菜の人気メニュー6種類が味わえる「冷前菜の盛り合わせ」
冷たい前菜の人気メニュー6種類が味わえる「冷前菜の盛り合わせ」

東京都内屈指のグルメタウン・代々木上原、古くから愛される店とおしゃれな店が混在する街・幡ヶ谷。その2つの街の間に位置する「西原」エリア。

こだわりの強さを感じさせるスタイリッシュな店もあれば、下町情緒が残る街並みに溶け込んだたたずまいでありながら、食通たちをうならせる実力派の名店も多い。そんな後者の筆頭にあげられるのが、2012年からこの地に店を構える「funicula(フニクラ)」だ。

Summary
1.ひっそり通いたい店が集結 大人のグルメエリア「西原」の人気店
2.本場イタリア仕込みの料理をカジュアルに楽しめる
3.野菜たっぷりの気取らない本格イタリア料理が女性に大人気

「また来たよ」「また来るね」…、「funicula」はそんな店だ。

陽が落ちてきた頃、店に明かりがともると同時に客がつめかけ、あっという間に満席になる。店の明かりと楽しげなにぎわいがレトロなガラス扉越しに伝わってきて、まさに地元民に愛されているトラットリアそのものの風景が広がる。

オーナーシェフの西井幸治さんは元美容師という異色の経歴の持ち主。料理に興味を持ち、大好きだったイタリアに渡ったのは27歳の時だったという。トスカーナを中心に、リグーリア、ロンバルディアなどの中部・北部の州の料理店で修業し帰国。その後、イタリアンだけでなくフレンチレストランなど幅広いジャンルのシェフを経験し、2012年「funicula」オープンに至った。

同店の客の多くは女性。むしろ「店内が女性だけ、という日も珍しくないんです」と西井さん。その理由の一つが、野菜料理が非常に充実していることだろう。肉や魚なしでも満足できるほどボリュームたっぷりでありながら、一つひとつが繊細な味わい。そしてどれもワインとばっちり合うのが憎いところだ。それではアラカルトよりお薦めをご紹介しよう。

「冷前菜の盛り合わせ」は2人で取り分けてちょうどいいボリューム

初めて訪れる人にお薦めしたいのが、冷たい前菜の人気メニュー6種類が一皿で味わえる「冷前菜の盛り合わせ」。

「人参のラペ クミン風味」、そして「旬野菜のカポナータ」「枝豆のフリッタータ」、「豚肉のパテ」、「切り干し大根のアラビアータ」、「旬野菜と鶏肉のバルサミコ酢マリネ」。2人で取り分けてちょうどいいほどのボリュームで、この時点でワインボトルをオーダーしたくなる。

「人参のラペ クミン風味」のラペはニンジンのサラダだが、一風変わったパンチのあるエキゾチックな余韻が、食欲を覚醒させるひと品。「切り干し大根のアラビアータ」は本格的なパスタ・アラビアータの味付けだが、切り干しダイコンの甘みがどこかなつかしい。そして「旬野菜と鶏肉のバルサミコ酢マリネ」は鶏肉がしっとり優しく、酢豚のように甘めで食べやすい味。

どの前菜も、イタリア料理の本格感を感じさせつつも、親しみやすく安心できる味わい。そのバランスが絶妙である。

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