森川葵 自分の知らない世界ってまだまだあるんだな
ピュアな役からエキセントリックなキャラクターまでを変幻自在に演じ分ける。森川葵といえば、若手実力派女優の筆頭だ。そんな森川が『それって!?実際どうなの課』(日本テレビ系)にレギュラー出演している。バラエティーにどう取り組んでいるのかや、携わってプラスになっていることなどを聞いた。
「『A-Studio』(TBS系)で(2016年から)1年間、アシスタントの経験はありますが、スタジオでのクロストークや、ロケがあるような本格的なバラエティーにレギュラー出演するのはこれが初めてです。最初にプロデューサーの簑羽慶さんと面談して、普段通りの感じでお話しさせてもらったら、レギュラー出演が決まりました。なんか……未知の領域? 自分がトライしたことがないことをやらせてもらえるのがうれしくて『ヤッター(パチパチ)』って感じでした」
「これまで、映画やドラマのPRでバラエティーにゲスト出演するときって、焦ることが多かったんです。何か感想を言うときに、スタッフさんが『はいっ、どうぞ』みたいに指示を出してくれるんですけど、その瞬間に『やばい、回ってきちゃう』って、めっちゃドキドキして。でも『どうなの課』では、素直な気持ちでVTRを楽しめているので、スタッフさんの指示が出る前から『これ話したい』って気持ちがどんどん出てきて、かなり前のめりになってます」
「今日もテーブルクロス引きに挑戦しますが、練習ではワイングラス、まだ1つも割ってないです。ダイススタッキングのときは、うまくいきすぎて自分でもびっくり。『あ、なんかできちゃう』っていう(笑)。ロックバランシングも意外と"ぱっ"と積めて。水切りのときは、お昼から夕方まで河原でずっと石投げてましたね」
「このコーナーが始まってから、一気にインスタグラムのフォロワー数が増えました。映画やドラマを見てくださるお客さんとはまた別の『どうなの課』で初めて私を知ってくれた方からもコメントが来たりして。バラエティーが好きな層の方にも名前を知ってもらえてきてるのかな、と感じています」
「ほかのみなさんの各コーナーもすごく楽しみで。最近はタイムマシーン3号の関さんが私をライバル視しているみたいですが(笑)。アキラ100%さんだけはテイストが違って、本当にツライ! でも、建設現場で評判になっていて、面接希望者が増えたっていうのも納得です」
「私、4月にユーチューブチャンネルを開設したんですけど『どうなの課』に出ていなかったら、始めていなかった気がします。自分の知らない世界ってまだまだあるんだなって。だから『お芝居しかしません』じゃなくて、今はいろいろ試したい。この番組のおかげで、何でもチャレンジしようって考えるようになりました」
(日経エンタテインメント!7月号の記事を再構成 文/内藤悦子 写真/橋本勝美 スタイリスト/武久真理江 ヘアメイク/松岡奈央子)
[日経MJ2020年7月24日付]
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