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写真はイメージ =PIXTA

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読書ポートフォリオで「何を」読むのか時間配分する

第1回は「戦略的な読書法」の必要性をお話ししました。今回は、その中核である「読書ポートフォリオ(RPM)」を紹介します。

ポートフォリオとはもともと、紙の書類(や現金)を入れるジャバラ式の入れ物や平カバン。書類を取引先別とか、時系列で分類して、入れていきます。そこから転じて、その集められた資料や情報そのものを意味するようにもなりました。

資産が1千万円あったなら、1割は手元に現金で、5割は手堅く債券投資し、残り4割はリスクが大きい(そしてリターンも大きいかもしれない)株式投資をする。そういった分類・配分がされたものが、資産運用ポートフォリオと呼ばれます。

目的はリスクとリターンのバランスを、自分なりに取ることです。でもひとつの金融商品だけでそれは達せられないので、いくつかのものを組み合わせていくわけです。

読書も同じ。目的は、自分のオリジナリティを時間効率よく構築することです。でも1種類の本だけではそれは達せられないので、自分なりの分類・配分をしていかなくてはなりません。

・軸(1):ビジネス(今の仕事)系の本か、非ビジネス(趣味や将来の仕事)系の本か

・軸(2):基礎か応用・新奇か

年間100冊読める時間があったなら、それをどう振り分けましょうか。私の場合、社会人3年目頃で「5割はビジネス系、残り5割は非ビジネス系」。そして「ビジネス系では、基礎に2割、応用に8割」「非ビジネス系では基礎ジャンルに7割、新奇ジャンルに3割」といった感じで配分していました。結構、非ビジネス多めの配分です。

もちろんこれも、人次第。自分のオリジナリティを時間効率よく構築するために、どんな割合がベストなのか、試しながら決めましょう。

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