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2010年は各世代で女性人気の高さが目立っていたが、15年、20年と男性のスコアが伸びて拮抗する世代も増えた。20年のスコア1位は40代女性、2位は50代女性、3位は30代女性で、いずれも45ポイント超えの強さ。男性は10代、30代、60代で43ポイント超えとなっている

男女世代別のパワースコアの変化を見ると、10年はほぼ全ての世代で女性が男性を上回っていたが、15年に30代や60代で男性が女性を上回った。そして20年には、10代男性のスコアが驚異的な伸びを示し、女性を大きく上回る結果となっている。

10年間で男性支持が増加

10代男子はお笑いへの関心度が特に高く、10代男性におけるランキング1位は出川哲朗、2位はサンドウィッチマンで、以下も多くがお笑いタレント。大泉はその中で総合11位、男優では1位(菅田将暉と同ポイント)となっており、バラエティ番組などで見せるトークやキャラクターの面白さが、10代男子を虜にしているようだ。

2014年と直近の19年のイメージワード。5年前の14年同様、19年も1位は「面白い」、2位は「個性的な」で、2つが突出。しかし14年に3位だった「ヤンチャな」が19年は減少。代わりに主演に必要な「演技力がある」や「存在感のある」が伸びた

最後にイメージワードを調べると、「面白い」「個性的な」がダントツの1位と2位で、「演技力がある」「存在感のある」「ヤンチャな」などが続く。19年のイメージワードは、5年前の14年では3位だった「ヤンチャな」が低下、代わりに「演技力がある」「存在感のある」が伸びた。バラエティなどで「面白い」才能を発揮する一方で、演技者としての評価や存在感を着実に高めていったことが、大泉を“国民的俳優”に押し上げた要因と言えそうだ。

(ライター 泊貴洋)

[日経エンタテインメント! 2020年7月号の記事を再構成]