コロナで売れる家庭向けPC 断捨離で廃棄も3割増大河原克行のデータで見るファクト

断捨離で廃棄PC3割増

家庭向けPCの売れ行きが好調な一方で、意外なデータもある。4月以降、家庭から廃棄される使用済みPCが増加しているのだ。

「資源有効利用促進法」に基づいて、家庭で不要となったPCの回収・再資源化に取り組む一般社団法人「パソコン3R推進協会」によると、20年4~6月における同協会が扱った廃棄PCは5万6705台と、前年同期より33.9%も増えた。この数字は同協会の会員メーカー48社が「メーカー共通回収システム」で回収した使用済みPCの台数で、会員メーカーが個別に引き取った使用済みPCの台数は含んでいない。

廃棄PCが大幅に増えたのは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で「おうち時間」が増加したためだろう。巣ごもりに伴って少なくない人が余計なモノを捨てる「断捨離」を断行、使わなくなった古いPCを廃棄するケースが相次いだと考えられる。

これはPCに限った話ではない。少なくない自治体で家庭ごみの増加が報告されている。新型コロナウイルスの影響は実に多方面に及んでいる。

大河原克行
ジャーナリスト。30年以上にわたって、IT・家電、エレクトロニクス業界を取材。ウェブ媒体やビジネス誌などで数多くの連載を持つほか、電機業界に関する著書も多数ある。
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