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在宅中は本格コーヒー 時間かけてちょっとぜいたく

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新型コロナウイルスの影響で外出の機会が減るなか、自宅で本格的なコーヒーを楽しもうという動きが広がっている。専門店では豆や粉のネット販売が好調で、好みに合わせた商品を届けるサブスクリプション(定額課金)型のサービスも人気を集める。在宅勤務や休日のお供に、ちょっとぜいたくなコーヒーに手を伸ばすのはいかがだろう。

「在宅勤務の増加を機に『自宅でいいコーヒーを』という意識が高まった」。サブスク型のコーヒー宅配サービスを手掛けるスタートアップ、POST COFFEE(東京・目黒)の下村領・最高経営責任者(CEO)はそう話す。

同社は、生活スタイルや嗜好に関する10の質問に答えることで、その人に合ったコーヒーの種類やいれ方を自動提案するスマートフォンアプリを展開。その結果を基に、月額1480円(税抜き)からの定額料金で、世界からよりすぐったスペシャルティーコーヒーを毎月3種類、計140グラムを宅配するサービスをしている。登録会員数は5月末までの4カ月間で10倍に急増した。

コーヒーのラインアップは看板商品のブレンドコーヒー1種と、単一農園で栽培されたシングルオリジンコーヒーで構成する。数は常に30種以上で、顧客のフィードバックを基にコーヒーの種類を更新していく。下村CEOは、「25~35歳の購入が多く、SNS(交流サイト)への投稿でも親しまれている」と話す。

人出の減少などで実店舗での販売が制約されるなか、大手専門店もオンライン販売に力を入れる。キャメル珈琲(東京・世田谷)が展開する「カルディコーヒーファーム」では3月以降、オンラインストアでのコーヒー販売が前年同期の2倍以上に伸びた。新規の顧客も15%ほど増えている。

売れ筋商品にも変化の兆しがある。「在宅の時間が増えたからか、家でゆっくりといれられる焙煎(ばいせん)コーヒーの需要が高くなっている」(キャメル珈琲)。また、実店舗を含めて、ペーパーフィルターやミルクフォームを作る器具の販売も伸びている。時間をかけて豆や粉からコーヒーをいれる人が増えていることの表れだ。

また、カフェのメニューにあるようなアレンジコーヒーを、自宅で楽しめるシロップなどの商品の品ぞろえも充実させていて、関連レシピの提案も進めている。

キーコーヒーでもドリップコーヒーを楽しめる定番の「ドリップオン」に加え、高価格帯のレギュラーコーヒー「プレミアムステージ」の売れ行きが好調。豆タイプの商品の販売も前年比で4割も増えた。「在宅時間が増えたことで、こだわりを持って楽しむ人が増えている」(同社)。

6月19日にはコーヒーのおいしいいれ方をプロが紹介するオンラインセミナーの公開も始めた。1955年から対面形式で実施してきたセミナーのオンライン版の位置づけだ。「ペーパードリップ」「アイスコーヒーを楽しむ」といったテーマごとに1回1000円(税抜き)で受講できる。

在宅でコーヒーを楽しむ人を応援する「おうちカフェKEY」というサイトも立ち上げ、抽出器具セットの販売や、豆の保存方法、カフェラテとカプチーノの違いといったコーヒーに関する豆知識を紹介。ウェブ会議サービスを使った「オンラインお茶会」を支援する壁紙素材の無料配布なども行っている。

巣ごもり需要なども背景に、新型コロナ禍のなかでも家庭でのコーヒー消費は堅調だ。総務省の家計調査によると、「コーヒー・ココア」の2人以上の世帯当たりの消費額は5月、前年同月を3%上回る1031円だった。

新型コロナ収束後も企業が在宅勤務を維持する動きもあり、家庭でのコーヒー需要は今後も増えそうだ。消費スタイルの変化はコーヒーの楽しみ方も変えていくかもしれない。

(龍元秀明)

[2020年7月11日付日本経済新聞夕刊]

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