Men's Fashion

ゴムなしパンツや汗取りパッドも 快適肌着の選び方

How to

2020.7.11

ドレスシャツは本来下着の扱いですから、着こなしのマナーとしては素肌にそのまま着るのが正式です。とはいえ、地球温暖化のせいか夏の暑さが厳しさを増し、湿度も高い日本では肌着を着た方が快適ですし、ビジネスシーンで相手に不快感を与えることがありません。春夏用の下着では、速乾や防臭といった機能素材を使うのがもはや当たり前となり、ドレスシャツの下に着ても透けない色や形にしたり、襟ぐりを深くして襟元からのぞかないようにしたりと、工夫を施した商品が続々登場しています。ビジネスシーンの必須アイテムとして、インナーに関心を寄せる男性が増えています。




「Tシャツの下に」とうたう肌着が登場

機能性下着が進化を続けています。シャツの下に着る肌着はすっかり浸透した感があり、さらに用途別のアイテムが増えています。グンゼが2019年に発売した「in.T」は、Tシャツ専用で20~30代に支持されています。首元は深めに開いていて、肌着がはみ出ません。汗取りパッドが付いていて、汗染みも見えにくいように配慮されています。

利用者からは、Tシャツを着て汗をかいてもべたつかず快適、との声が上がるといいます。男性用の肌着もいたれりつくせりですね。

【記事はこちら】Tシャツの下に着る「in.T」、首もとスッキリ グンゼ

吸水・速乾、和紙の機能取り入れる

心地よい肌触りで男性にも女性にも支持される「アンダーソンアンダーソン」の下着は、なんと和紙からなるオリジナル素材「WASHIFABRIC」でできています。古くから障子などに使われてきた和紙は、多孔質で、消臭・抗菌効果もあると知られてきました。その特性を最大限生かした肌着なのです。

ブランドを展開するマッシュスタイルラボは「ジャラートピケ」というブランドで部屋着ブームを起こしたアパレルメーカー。「アンダーソンアンダーソン」はスタイリッシュなデザインで、Tシャツや部屋着、靴下もそろいます。

女性に人気のブランドを展開してきたマッシュスタイルラボが肌着を出すとあって、展示会には多くのバイヤーが集まった

【記事はこちら】和紙で肌着革命 吸水・速乾性高く、出張にもお役立ち

クールビズの肌着選び、襟ぐりに注意

この春にお仕事デビューした、新社会人のみなさんの中には、テレワークが続き、久しぶりにオフィスで仕事をしたという人も多いことでしょう。会社で過ごすと装いについて先輩に教わることも多いのですが、一気に季節は夏となり、とまどうこともありますよね。汗だくになりながら仕事をするのは考えもの。クールビズで涼しげに仕事をするにはどんな服装がいいでしょうか。インナーを着用するときの注意点についても触れています。

ボタンダウンのシャツはプレーンな白系で。ボタン穴に色がついているものはNGだ(写真はイメージ)=PIXTA

【記事はこちら】仕事できてもがっかり シャツの襟元にのぞくTシャツ

腰のゴムも縫い目もない 「第4世代」のパンツ

男性下着ではめずらしい、腰のゴムを廃してストレスフリーの着心地にこだわった下着「BODY WILD」が売れています。デザインはかっこよく、はいていて楽。グンゼではブリーフ、トランクス、ボクサーに次ぐ第4世代のパンツとして定着を目指すのだといいます。服でも心地よさがキーワードの時代には、下着にも同じ快適性が求められています。

ファッション性と機能性を打ち出したパンツがずらりと並ぶ(大阪・難波の直営店)

【記事はこちら】ヒップをストレスフリーに グンゼ「BODY WILD」

「How to」記事一覧