スポーティーな「トンダ」　パルミジャーニ・フルリエ

スイスの高級時計パルミジャーニ・フルリエは、主力コレクションである「トンダ」に新たなライン「トンダGT」を追加した。近年人気が高まっている、スポーティーなラグジュアリーウオッチに位置づけられる。トンダコレクションの中でも価格が抑えられており、活動的なデザインで、さまざまシーンで使えるデイリーユースモデルとして、顧客の裾野を広げる。

トンダGTラインはシンプルなビッグデイトの「トンダGT」と、高機能の「トンダグラフGT」の2つのモデルを用意した。

「トンダGT」はローズゴールドとブルーの組み合わせが鮮やかなタイプと、ステンレススチールとブラックの2つの組み合わせがあり、それぞれ、ラバーベルトとブレスレットのタイプ、計4タイプがそろう。

人間工学に基づいて設計された一体型ブレスレットを備えたケースに、溝が切り込まれたベゼル（ケースを覆う風防ガラスの外側を囲んでいるパーツ）を採用した。ダイヤルには、クル・トリアンギュレールギョーシェと呼ばれる、伝統的な美しい彫り模様で装飾を施しており、ラバーベルトはこの装飾パターンをモチーフとした模様が入る。

クロノグラフの「トンダグラフGT」は黒色の発光塗料でコーティングされた時間と分を示すデルタ型の針、スモールセコンド、クロノグラフ計のふたつのサブダイヤル、12 時の位置にビッグデイトを持つ。アニュアルカレンダー機能の日付と月の表示には、鮮やかなオレンジ色を採用した。ステンレススチールブレスレットとラバーベルトの2タイプがある。

トンダはイタリア語の「円」に由来したラウンドケースのエレガントなコレクションで、ベゼル、ダイヤモンドセッティングなど、デザインや装飾の多様さでバリエーションを広げてきた。「トンダGT」はよりカジュアルさを打ち出したデイリーウオッチという。