2020/7/18

日本は世界に誇る機能スーツ先進国だと思う。でもそれだけに、快適重視で選ぶとどうしても国産ブランド一辺倒になってしまうのが少々不満だった。しかし、いまや“きちんと快適”は世界標準になりつつあるようだ。ベルヴェストにジャブスアルキヴィオ、前から親しんできたイタリアブランドから続々と機能スーツが登場するのを見ていると、時代が大きく変わっていることを実感せずにいられない。疲れがたまってくる週の中盤、襟なしで少し緩めたいなというときにも、名門の本格感が服装のベースを支えてくれるおかげで、安心してリラックスできるのが嬉しいところだ。さて、週末までもうひと踏ん張りするぞ!

Wed. 注目の“快適”[ 永久クリース ]

BELVEST(ベルヴェスト)

面倒なパンツのアイロンがけから解放

名作「ジャケット イン ザ ボックス」のスーツ版。ウール主体だが高い伸縮性を備えたシアサッカー素材に加え、パンツのクリースラインにステッチをかけた永久クリース加工が施されているのがベルヴェストとしては画期的だ。ちなみにウエストは背面のみエラスティック仕様。 30万円(エストネーション)

ニット2万円/アンドレア フェンツィ(コロネット) 時計118万円/IWC(IWC)

Thu. 注目の“快適”[ ドローコード ]

GIABSARCHIVIO(ジャブスアルキヴィオ)

寛ぎJK×美脚パンツの絶妙コンビネーション

代表作「ヴェルディ ゴールド」パンツと、一枚仕立てのリラックスジャケット「ストロッツィ ゴールド」によるウールモヘアのセットアップ。共生地のためスーツ的に着用可能だ。パンツはドローコード&ベルト2WAY仕様で、シャツスタイルにも対応してくれる。 ジャケット6万5000円、パンツ3万7000円(以上エフイーエヌ)

ニット2万円/スローン(スローン) Tシャツ1万7000円/フェデッリ(トレメッツォ) 鞄8万5000円/ダニエル&ボブ(ダニエル&ボブ ジャパン) 靴5万円/コモン プロジェクト(エディフィス 新宿)

Fri. 注目の“快適”[ ストレッチ ]

フレキシブルな会社なものでクルマ通勤が許されているのだが、そうなるとやはりストレッチスーツが重宝する。というわけで何着もその類を持っているのだが、これはありそうでなかったバランスだ。クラシックベースのきちんと感に伸縮する快適さ、そしてデザイン性が絶妙に融合している。ジャケットは4Bダブルのパッチポケット、ややゆったりめのリラックスシルエット。パンツはカーゴポケット付きのワイドテーパード。おまけに旬のモスグリーンだ。実用性に傾きがちな機能スーツだけに、これほどファッショナブルなものは珍しい。暑くたってお洒落を楽しみたい。そんな根源的欲求を満たす喜びを久々に思い出させてくれた服だ。

DESIGNWORKS(デザインワークス)

薄くて、伸びて、仕立て映えよしの優秀素材

ウールのような風合いのポリエステルで、伸縮性と防シワ性を備えた生地を採用。非常に軽量ながらハリがあるのも特徴で、JK&パンツのリラックスしたシルエットを活かしつつドレスな佇まいもしっかりキープしている。 ジャケット4万9000円、パンツ2万8000円/以上デザインワークス(デザインワークス 銀座)

ポロシャツ2万6000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) 時計94万円/ゼニス(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) 靴2万6000円/バーウィック×ユニバーサルランゲージ(ユニバーサルランゲージ 渋谷店) クルマ1615万909円/レンジローバー(ランドローバーコール)

※表示価格は税抜きです。

撮影=平山太郎、若林武志、伏見沙織 スタイリング=四方章敬 ヘアメイク=TANO(CUTTERS)、MASAYUKI(The VOICE) 構成・文=小曽根広光 文=吉田 巌(十万馬力)、間中美希子、秦 大輔 撮影協力=iconic

MEN'S EX

[MEN’S EX 2020年6・7月号の記事を再構成]

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