ユニクロ・無印・ミズノ…夏のマスク、12製品徹底検証

日経トレンディ

フィット感のいいアパレル系

暑さでストレスを抱える中でも、「肌触りが良い」「適度なフィット感」という特徴があれば、不快感が減る。ここは、衣服の着心地を追求してきたアパレルメーカーの得意分野だ。マスク市場に名乗り出る各社から、着け心地を高めたマスクが次々と出ている。

スーツ業界で培った立体縫製技術をマスクに応用し、着け心地抜群のマスクに仕上げたのが青山商事の「TioTioプレミアム洗える立体マスク」だ。鼻部分にノーズワイヤーが無いにもかかわらず、フィット感のある形状が保たれている。口周りにも丸みを帯びた空間を作り、息がしやすくなっている点も高く評価できる。すでに好評だが、7月11日からはネット通販とリアル店舗で、保冷剤をマスクのポケット部分に入れて冷却効果を高められる冷涼タイプも販売していく予定だ。

紳士服大手のAOKIが販売する「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」も鼻部分や口周りの立体縫製が優れている。口元に空間があって、呼吸もしやすかった。20枚セット4400円(税込み)で1枚当たり220円と割安感もある。

話題沸騰のユニクロの「エアリズムマスク」は、表地がUVカット可能なメッシュ素材で、中間の生地が飛沫や細菌、花粉をブロックし、内側にエアリズムを配した3層構造だ。内側のエアリズムは、滑らかな肌触りで快適さを訴求する生地。着けてみるとサラッとした感触が気持ちいい。接触冷感などの機能はないが、1日中着けていても負担に感じない軽さが印象的だ。

無印良品の繰り返し使える2枚組・マスクシリーズは、織り方により3種類ある。素材は夏向きのオーガニックコットンで、Tシャツやパジャマの生産時に出る残布を再利用し、抗菌防臭加工を施したもの。例えばサッカー織りのマスクは生地に細かい凹凸があり肌の感触が良い。他に、ムラ糸天竺編み、鹿の子編みの生地を使ったマスクも展開している。ただし、残布を使用しているため生産数には限りがある。

マスクを長時間着け続けていると、耳へのひもの締め付けが気になることがある。「耳が痛くならない」ことも、マスクに求めたいポイントだ。各マスクの耳ひもに注目したところ、伸縮性があり、幅が7ミリ比較的太いエアリズムの着け心地は良かった。無印良品は、幅3ミリと細いが、形状が平たく伸縮性が高いので、痛くなることがなかった。

■息がしやすい立体構造

「TioTioプレミアム 洗える立体マスク」(青山商事)。普通サイズの他、「やや小さめ」「キッズ」の3サイズある
●価格/649円(税込み・1枚入り)●サイズ/高さ16センチ×幅19センチ(普通サイズ)●素材/ポリエステル、ポリウレタン
試してみた!
前方にややとがる立体構造のため、口の前にスペースができ、息がしやすかった。柔らかいフィット感で着け心地はとても良い。耳ひもも伸縮性がある。熱い息はマスク内に多少こもりがち

■ジャージー素材の優れた肌感触

「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」(AOKI)。表地・裏地共に抗菌加工したジャージー素材は汗も吸収する
●価格/4400円(税込み・20枚入り)●サイズ/高さ14センチ×幅20センチ●素材/ポリエステル、綿
試してみた!
ジャージー素材の生地は感触が良く、着けていて気持ちが良い。吐息はややこもるが、通気性があるため抜けやすい。本体、耳ひもの伸縮性は抑えめで、耳や口周りは少し窮屈に感じる

■肌当たりが良い平滑性の高い生地

「エアリズムマスク」(ユニクロ)。3層構造で、内側の肌が触れる部分に平滑性の高いエアリズムの生地を採用。マスクの縁と耳ひもがつながって洗練されたデザイン
●価格/1089円(税込み・3枚入り)●サイズ/高さ14.5センチ×幅23センチ(Lサイズ)●素材/ポリエステル、ポリウレタン、キュプラ、ナイロン
試してみた!
エアリズムの生地は肌当たりが良い。マスクを着けている負担感がなく、1日中着けていられる。息を大きく吸うと生地が口に張り付くのがやや気になった

■自然な風合いの生地が快適

「繰り返し 使える2枚組・マスク」(良品計画)。綿100%で、肌に当たる自然なタッチが心地良い
●価格/999円(税込み・2枚入り)●サイズ/高さ10センチ×幅17.5センチ●素材/綿
試してみた!
サッカー織りのオーガニックコットンの生地は、肌触りが快適。マスクのひだを広げると面積は大きくなり、ワイヤーのある鼻からあごまで覆える。耳ひもはゆとりがあり、痛くなりにくい
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