今、機能素材や天然の清涼素材を用い、夏場をより快適に凌げるようアレンジしたアイテムが花盛り。そこでその中からビジネスエグゼクティブにぴったりな才色兼備の精鋭を集め、編集部員が実際に着用。優秀でEASYなパンツを検証した。
研究員はこの3名（左から）
関口真弘 最近スーツを仕立て、その魅力に開眼。とはいえ夏は気楽に行きたい。
田上雅人 イタリア系の艶のあるスタイルが好み。それが高機能なら最高！
樗澤広樹 編集部イチの若手。トレンドのオーバーシルエットもどんとこい。
6大専業ブランドの機能派美脚パンツ
■シルエットにこだわるなら専業ブランドが安心！
関口 クールビズのシーズンは大抵の職場でジャケットなしの通勤が許されているし、そうでない職場でもオフィスに着いたらジャケットを脱ぐ人が多いはず。そういう意味じゃ夏場はパンツこそスタイルの要。EASYな穿き心地のパンツであっても、シルエットが綺麗なものを選びたいよね。
樗澤 となればやっぱり、今回紹介するパンツ専業ブランドから選ぶのが手堅いでしょうね。ちなみに「A」はシャツ、「B」はTシャツとコーデを変えたのは、「A」にはお堅い職場もOKなよりドレス見えするパンツ、「B」にはオフィスカジュアル向きのパンツを揃えたからです。
関口 わかりやすくていいね。つまりはドローコードの有無とも言えるね（笑）。最近多いね、ドローコード付き。
田上 ベルトなしで穿けるというのも、今どきの快適性能のひとつなんでしょうね。これがあると確かにスポーティなニュアンスも高まり、今らしいこなれ感も生じるような……。とはいえ僕は基本的に盛夏も襟付きシャツなので、「A」のパンツが好みですが。中でもこのインコテックスは個人的に気に入りました。機能派パンツと思えないほどドレッシーな生地感。
■INCOTEX（インコテックス）
美脚の先駆が本気で作った高機能パンツ
インコテックスの中でも人気の高い1プリーツ&テーパードシルエットのモデルに、新素材「テクノファブリック」を採用。ウール100%ながら自宅洗濯可能で、ストレッチ性、透湿性、復元性、速乾性にも富む。風合いは滑らかでドレス感漂う。 3万8000円（スローウエアジャパン）
関口 これ、まんまウールだよね。
田上 “テクノファブリック”という新素材です。ウール100%ながらストレッチやウォッシャブル等多彩な機能を備えています。
樗澤 ボクはPT トリノのシャカッとした生地や、GTAのド詰めのジャージー生地も好きですけどね。むしろウールじゃないからこそ、よりモダンで都会的な夏ビズ姿が築けそうな気がします。
■PT TORINO（ピーティー トリノ）
すっきりした細身ながら抜群に多機能
薄くて軽い生地は、360度ストレッチ、形状回復、UVカット、吸湿・速乾、ウォッシャブルと多彩な機能を有す。同ブランドならではの綺麗な細身を崩さず、右太腿側面にスマホが入るジップポケットを備えたのも見事。ナイロン79%＋PU21%。 3万4000円（リング 東京店）
■G.T.A（ジーティーアー）
ブランド随一の細身型紙を使用
コシのあるジャージーをGTAの中で一番スリムなモデルに載せた。ジャージーならでの柔らかさや伸縮性を存分に味わえるうえに、腰回りのライニングをはじめ仕立てはテーラードを踏襲。見た目と穿き心地のギャップが楽しい。綿95%＋PU5%。 3万2000円（エヌケークラシイック）
