日経Gooday

ルール1 頭も肩も体の前にあってはいけない。頭は体の真上、肩は体の後ろにあるものと心得よ

理想的な姿勢を確認しよう。

――平泉医師「頭も肩も、体の前にきてはいけません。本来、重い頭をバランスよく支えるには、頭は体の真上に、肩は体の後ろにあるべきなのです。肩が前にあるということは、背中が丸まり、頭が前に出てしまっている証し。常に意識して肩を後ろに引き、頭を体の真上に戻すようにしましょう」

ルール2 「40秒首ほぐし」で首コリ撃退にいそしむべし

「カメ首」解消には、まずは首を上げる姿勢が大切だ。とはいえ、「首が辛くて頭が上がらない」という声も少なくないだろう。かくいう私も原稿を書く時間が長いせいか、常に首から肩にかけて鉄板が入ったように重くつらい。そのため、意識して姿勢を正しても、気づけばすぐに「カメ首」姿勢に戻ってしまう。まずは、つらい首をなんとかしたい。

――平泉医師「では、まずは首をほぐしましょう。ただ、痛みやコリを感じている首をむやみに回したり乱暴に動かすのは控えてください。首の神経を圧迫して首を傷めるリスクがあります。特に中高年以上になると、老化で骨と骨の間のクッションである椎間板が擦り減るので椎間関節に負荷が増え、ちょっとした刺激にも関節症を引き起こしやすくなっています。じんわりと伸びるのを確認しながら、深い呼吸とともにゆっくりと行ってください」

(1)首を前後左右に倒して、準備体操

(2)右手を頭の上から左側の耳やほほを触り、息を吐きながら手の重みを使って右側にゆっくりと頭を倒して10秒。首から肩にかけての伸びを感じよう

(3)同様に左手で左側に首を傾けて10秒

(4)背筋を伸ばして頭の後ろで両手を組む。息を吐きながら手の重みで頭を下げ、アゴを胸に近づけて10秒。首から背中にかけての伸びを感じよう

(5)息を吸いながらアゴをゆっくりと上げ、息を吐きながら首を後ろへ倒して10秒

1セット40秒だ。私も早速やってみた。首が痛んでいるので、ゆっくりと息を吐きながら慎重に首を倒していく。最初は動かしにくく、なかなか伸びない。だが呼吸とともに続けていくと、まるで鉄板からサビが落ちて、ゴムに変わったかのようにスムーズに伸びる。首だけでなく、肩や背中も伸びて気持ちが良い。頭の重みも感じられなくなり、首や肩が軽やかだ。

――平泉医師「これを毎日続けていくうちに、コリ固まった首がほぐれていきます」

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ルール3 「40秒首筋トレ」で首や頭を持ち上げ、「カ
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