4眼カメラで2万円台、高コスパで攻めるシャオミ

より高いコストパフォーマンスを求めるなら、注目したいのが小米(シャオミ)のスマホだ。シャオミは19年末に日本市場に参入したばかりだが、KDDI(au)が5Gスマホの品ぞろえに同社製の「Mi 10 Lite 5G」を加えるなど、急速に存在感を高めている。

そのシャオミが6月に日本市場への投入を発表したのが「Mi Note 10 Lite」である。発売中の「Mi Note 10」の廉価モデルという位置付けであり、最も安価なRAM6ギガバイト、ストレージ64ギガバイトのモデルであれば実売4万円前後で販売されている。

Mi Note 10は1億800万画素という超高画素のイメージセンサーを採用した5眼カメラが大きな特徴だった。Mi Note 10 Liteはそれには及ばないものの、6400万画素のソニー製イメージセンサーを使った4眼カメラを搭載している。ディスプレーには有機ELを採用、デザインは側面がカーブしており、低価格モデルとは思えない高級感がある。

シャオミの「Mi Note 10 Lite」。有機ELディスプレーを採用、側面がカーブした高級感のあるデザインが特徴だ

そしてシャオミのもう1機種の新機種が「Redmi Note 9S」。同社の「Redmi」ブランドは、非常に低価格ながら性能が高いモデルとして新興国を中心に高い人気を誇るシリーズで、日本への投入は今回が初となる。

実際Redmi Note 9Sは、4800万画素の標準カメラなど4つのカメラを搭載し、5020mAh(ミリアンペア時)という非常に大容量のバッテリーを搭載しながら、実売2万5000円前後という低価格を実現している。低価格ながらもデザインにこだわりたいならMi Note 10 Lite、コストパフォーマンスに徹底的にこだわるのならRedmi Note 9Sが有望な選択肢になるだろう。

シャオミの「Redmi Note 9S」。実売2万5000円前後という価格が目を引く

今回紹介した中国メーカーは、いずれもスマホの世界販売台数シェアではトップ5に入るほどの実績を備えており、そのスケールメリットを生かして低価格ながらも高い機能・性能を実現している。総務省による端末の値引き規制により高額なスマホが買いづらくなった今、こうした中国メーカー製の低価格モデルの購入を視野に入れてみてもよいだろう。

佐野正弘
福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。
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