検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

5Gでも4万円 高機能「中華スマホ」は買い得か

佐野正弘のモバイル最前線

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

中国メーカーが低価格のSIMフリースマートフォンを相次いで日本に投入している。いずれも2万~4万円程度と安価ながら、4眼カメラやFeliCa(おサイフケータイ)の搭載、さらには次世代通信規格「5G」への対応など、低価格モデルの常識を覆す充実した機能・性能を備えているのが特徴だ。これらの機種は購入してよいのか。各機種がどういった人に向いているのかを確認してみよう。

5G対応で4万円切りを実現したファーウェイ

中国メーカー製のスマホ、いわゆる「中華スマホ」は、低価格ながらも普段使いに不足のない性能を備えることで国内でも一定の人気を得てきた。だが、過去に販売されていた製品の中には、機能・性能が不足しており、誰にでも薦められるとは限らない製品が散見されたのも事実だ。

しかしながら20年6月に各社から投入されたスマホを見ると、2万~4万円程度という安価な値段を実現しながらも、6インチ台の大画面ディスプレーを搭載し、高価なハイエンドモデルに近い機能や性能を備えたものが増えている。

国内のSIMフリースマホ市場でトップシェアを獲得してきた華為技術(ファーウェイ)は、低価格スマホのラインアップとして新たに「HUAWEI P40 lite 5G」と「HUAWEI P40 lite E」の2機種を用意した。

HUAWEI P40 lite 5Gは、その名前の通り新しい通信規格である「5G」に対応しながら4万円強、EC(電子商取引)サイトによっては3万9800円と4万円を切る低価格を実現している。携帯電話事業者が提供している5G対応スマホは10万円近い高額モデルが多い中にあって半額以下で5Gが利用できるのは貴重な存在だ。安価に5Gを体験したいなら現在のところほぼ唯一の選択肢となるだろう。

HUAWEI P40 lite 5Gの特徴はそれだけではない。メインカメラは4眼カメラ構造を採用、超広角撮影やマクロ撮影など幅広い撮影ができる。そのうち標準カメラは約6400万画素とハイエンドモデル並みの画素数を持つイメージセンサーを採用しており、高精細な撮影が可能となっている。

もう1つのHUAWEI P40 lite Eは、通信は4Gのみとなるが実売2万5000円前後といっそうの低価格を実現している。それでいて約4800万画素のカメラをはじめとしたトリプルカメラ構造を採用するなど、かなりお買い得感のあるモデルだ。価格性能比にこだわる人なら選びたいモデルといえる。

ただしファーウェイは現在米政府から制裁を受けている関係で、スマホの新機種にアプリ配信ストア「Google Play」をはじめとするグーグル製アプリやサービスをインストールして販売することができない。独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」が用意されており「LINE」などの利用は可能だが、「Googleマップ」「YouTube」などのグーグル製アプリを中心に、一般に利用されているアプリの多くが使えないことには注意が必要だろう。

オッポの新機種は防水・FeliCaにこだわり

ファーウェイ製品の制約が気になるのであれば、他の中国メーカー製スマホを選ぶのも手だ。例えば19年にテレビCMを積極展開するなどして注目されているOPPO(オッポ)も6月、新機種「Reno3 A」を投入している。

これは19年に発売された「Reno A」の後継となる、日本市場向けのオリジナルモデルだ。最大の特徴は防水・防じん性能やFeliCaといった、日本でニーズが高い機能にしっかり対応していることだ。メーカー希望小売価格は3万9800円。

中国メーカーのSIMフリースマホはコスト低減のため海外モデルをほぼそのまま販売することが多く、FeliCaに対応するケースは極めてまれだ。しかしながら最近では国内でもキャッシュレス決済の利用が増えている。「モバイルSuica」に加え、「モバイルPASMO」が登場するなど、FeliCaベースのキャッシュレス決済の幅も広がっている。それだけに、低価格ながらもFeliCaに対応したReno3 Aは貴重な存在といえるだろう。

Reno3 Aはそれに加えて、メインカメラに約4800万画素のイメージセンサーを採用するなどした4眼カメラを搭載。またディスプレーには6.44インチ型の有機ELを採用しており、ディスプレー内蔵型の指紋センサーを備えるなど、機能は充実している。

そうしたことからReno3 Aは、防水やFeliCaにこだわりながらも低価格で、充実した機能が欲しい人にマッチしたモデルといえる。特にキャッシュレス決済に強いこだわりを持つなら、最適な選択肢といえるだろう。

4眼カメラで2万円台、高コスパで攻めるシャオミ

より高いコストパフォーマンスを求めるなら、注目したいのが小米(シャオミ)のスマホだ。シャオミは19年末に日本市場に参入したばかりだが、KDDI(au)が5Gスマホの品ぞろえに同社製の「Mi 10 Lite 5G」を加えるなど、急速に存在感を高めている。

そのシャオミが6月に日本市場への投入を発表したのが「Mi Note 10 Lite」である。発売中の「Mi Note 10」の廉価モデルという位置付けであり、最も安価なRAM6ギガバイト、ストレージ64ギガバイトのモデルであれば実売4万円前後で販売されている。

Mi Note 10は1億800万画素という超高画素のイメージセンサーを採用した5眼カメラが大きな特徴だった。Mi Note 10 Liteはそれには及ばないものの、6400万画素のソニー製イメージセンサーを使った4眼カメラを搭載している。ディスプレーには有機ELを採用、デザインは側面がカーブしており、低価格モデルとは思えない高級感がある。

そしてシャオミのもう1機種の新機種が「Redmi Note 9S」。同社の「Redmi」ブランドは、非常に低価格ながら性能が高いモデルとして新興国を中心に高い人気を誇るシリーズで、日本への投入は今回が初となる。

実際Redmi Note 9Sは、4800万画素の標準カメラなど4つのカメラを搭載し、5020mAh(ミリアンペア時)という非常に大容量のバッテリーを搭載しながら、実売2万5000円前後という低価格を実現している。低価格ながらもデザインにこだわりたいならMi Note 10 Lite、コストパフォーマンスに徹底的にこだわるのならRedmi Note 9Sが有望な選択肢になるだろう。

今回紹介した中国メーカーは、いずれもスマホの世界販売台数シェアではトップ5に入るほどの実績を備えており、そのスケールメリットを生かして低価格ながらも高い機能・性能を実現している。総務省による端末の値引き規制により高額なスマホが買いづらくなった今、こうした中国メーカー製の低価格モデルの購入を視野に入れてみてもよいだろう。

佐野正弘
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_