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NECが「テレワーク仕様」のPC 新LAVIE Pro Mobile

戸田覚の最新デジタル機器レビュー

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NIKKEI STYLE

NECパーソナルコンピュータのモバイルノートPCのフラグシップとも言える「LAVIE Pro Mobile」がフルモデルチェンジし、6月中旬から販売が始まった。「テレワークに向く」というコンセプトのモデルなので、その視点からレビューをお届けする。

なお、店頭モデルはCPU(中央演算処理装置)やメモリー容量などが異なる3種類がある(今回は最上位モデルの「PM950」を撮影)。価格は、最上位モデル「PM950」が25万円前後、中位モデル「PM750」が22万円前後、最廉価モデル「PM550」が20万円前後となっている。

最大の特徴はバランスの良さ

LAVIE Pro Mobileは、そもそもギリギリの軽量化を目指して設計していない。売り文句としてカタログに「世界最軽量」と書けないのは残念だが、実質的な使い勝手を重視したバランスの良い設計をしている。

のぞき見を防ぐ「プライバシーフィルター」機能を液晶ディスプレーに装備した最上位モデル「PM950」は、955グラムで20時間駆動だが、非搭載の中位モデル「PM750」は889グラムで24時間駆動となる。

ライバルと言える富士通の「LIFEBOOK UH」シリーズは、最軽量モデルが698グラムと非常に軽いが、11.5時間駆動にとどまる。24時間駆動の「LIFEBOOK UH90/D2」は855グラムなので、LAVIE Pro Mobile PM750との差は30グラム強ということになる。

LAVIE Pro Mobileは「最軽量」を目指すのを見送った代わりに、ボディーの剛性感は高い。天板と底面にカーボンを採用することで、手触りがとてもしっかりとしている。また、全体にしっとりとした手触りの塗装を採用しており、高級感がある。

拡張性は十分に合格

LAVIE Pro MobileはコネクターとしてUSB-C端子を2つ搭載し、うち1つを充電に利用する。さらに、通常のUSB端子とHDMI端子、microSDカードスロットを搭載している。モバイルノートとしては合格点の拡張性だ。自宅作業のパソコンとしても、十分なコネクターがある。企業での利用では有線LANポートが欲しくなるケースもあるが、アダプターを利用すれば対応できる。また、Wi-Fiは、高速な新規格である「Wi-Fi 6」に対応する。

充電は、USB-C端子を利用する「USB PowerDelivery(USB PD)」でもできるので、メーカーの保証外だが市販のUSB PD対応充電器も利用可能だ。

実機をチェックすると、設計の妙が実感できる。そもそも、LAVIE Pro Mobileは、テレワークに向くといっても、ベースはモバイル。自宅でも外出先でも会社でも使うという、マルチな用途に向くモデルだ。

自宅に据え置いて使うなら15.6インチの大型ノートやデスクトップがよい。たまに会社に持ち出すような使い方なら、14インチのモデルが向いている。これに対して13.3インチのLAVIE Pro Mobileは、「日中は持ち歩き、朝や夕方以降は自宅でヘビーに使う」といった用途に最適だ。そのために900グラムを切る軽さと長時間駆動を両立したモデルが用意されている。

美しく使いやすいキーボード

さらに注目したいのは、美しく使いやすいキーボードだ。手元にあったエイスーステック・コンピューター(ASUS)のExpertBook B9 B9450FAは14インチだが、比較するとLAVIE Pro Mobileのほうがキーボードが大きい。

そもそも、ExpertBook B9ほど狭額縁に設計してないのが理由の一つ。もう一つの理由は、キーボードを本体の端ギリギリまで配置しているからだ。本体の端には各種端子が並ぶので、キーボードをギリギリまで配置すると干渉してしまい、設計がとても難しくなるが、設計の工夫でそこをクリアしている。

また、パームレストのサイズもそれなりに大きくなっている。LAVIE Pro Mobileも狭額縁の設計だが、本体のダウンサイジングにこだわるより、使い勝手を重視しているのだ。結果、自宅である程度の時間作業しても、本体が小さすぎるとは感じないはず。購入して使い込んでわかる、素晴らしい設計と言えるだろう。

テレワークに向く機能を搭載

テレビ会議の音声を聞き取りやすいようにする「ミーティング機能」を搭載している。パソコンの前にいる人数に合わせて声の聞こえる範囲を指定できる機能である。最近では密を防ぐために、パソコンの前に複数人がいることはまれだが、1人で会議をしているときにも聞きやすくなるはずだ。また、エコーやノイズも抑えている。

プライバシーフィルターを内蔵しており、液晶ディスプレーを横から見えにくくすることができる。専用のアプリケーション「Glance by Mirametrix」は、人が見ている様子をモニターしており、離席中には自動で画面ロックなどができる。使用者以外にのぞき込まれたらプライバシーフィルターを有効にすることもできる。

このように新しいLAVIE Pro Mobileはモバイルと自宅作業を両立させたいユーザーにとっては、とても魅力的な製品だ。気になるのは実売価格。海外メーカーに比べると5万円以上高いケースも出てくる。実売価格の値下がりを期待したい。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は150点以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

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