清原翔、急上昇男優で3位 似た役ばかりやりたくない

日経エンタテインメント!

(写真:橋本勝美)

『なつぞら』のほかに、ドラマに続いて19年3月に公開された『PRINCE OF LEGEND』ではモテすぎる“美容師王子”、10月期の『死役所』では悲惨な過去を持つ死刑囚、20年1月期の『アライブ』では、外科医を目指す実直な研修医と、様々な役に恵まれた。

「『PRINCE OF LEGEND』の嵯峨沢ハル役は、素の僕にはない要素が満載で(笑)。メーンの話に沿うというよりは荒らすくらいに、『好きにやってやろう』というテンションに初めてなれた作品です。『死役所』は原作マンガがとても人気なので、プレッシャーがありました。しかも、ニシ川役の松本まりかさんや、イシ間役のでんでんさんは、原作のキャラクターにそっくり。僕だけ似てなくて。批判もあると思っていたけど、『良かった』と言ってくださる方が多くて、うれしかったです」

壁を感じた『虫籠の錠前』

「ゲスト出演で特に反響があったのは、『インハンド』。変わり者の陸上選手の役で、スポーツ選手がやりそうなルーティーンを監督と一緒に考えて。ゲスト出演って、1話で大事な役割を担うから、すごくやりがいを感じるんですよね。途中参加だから、心細くはあるんですけど。でもようやく、1度ご一緒したことのあるスタッフさんと再会する、ということが出てきまして。安心感から、つい話かけに行っちゃうんですけど(笑)。

ほかに、『虫籠の錠前』は転機になりました。撮影の仕方も特殊でしたし、『自分には表現できない』って、力のなさを実感しました。『向いてないな』とも 思ったんですよね。でも、監督にはいろいろと言っていただいて、最終的には、前向きなマインドになれました」

配信中の『東京ラブストーリー』(FOD)では、直球の恋愛ドラマでナチュラルな魅力を発揮。さらに俳優としてステップアップしそうだ。

表に出る仕事に憧れがあり、大学生のときに『MEN’S NON-NO』のモデルオーディションに挑戦して合格。『メンノン』の先輩に影響されて、演技の道を志した。

「坂口健太郎君と、柳俊太郎君からよく話を聞いていたんです。『目指せるものなんだ』っていう、ちょっと遅めのスタートで(笑)。成田凌君は同期なんですけど、最初から役者を視野に入れていたから、僕にとっては先輩。いつか共演できたらいいなと思ってます。

今後も、似た役ばかりやってる感じにはなりたくないですね。それと、明確な評価をいただけたらうれしい。携わった作品が賞を取ったり、いつか自分が男優賞に選ばれたりしたら最高です。そのためにも、ドラマはもちろん、映画にも積極的に取り組みたいです」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2020年7月号の記事を再構成]

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