展示が充実 ユニクロの服作りが分かる銀座の新旗艦店

日経クロストレンド

東京都中央区銀座3丁目にある商業ビル「マロニエゲート銀座2」(旧プランタン銀座)内にオープンした「UNIQLO TOKYO(ユニクロ トウキョウ)」。アンバサダーは、女優の宮沢りえと歌舞伎俳優の市川海老蔵が務める
東京都中央区銀座3丁目にある商業ビル「マロニエゲート銀座2」(旧プランタン銀座)内にオープンした「UNIQLO TOKYO(ユニクロ トウキョウ)」。アンバサダーは、女優の宮沢りえと歌舞伎俳優の市川海老蔵が務める
日経クロストレンド

ユニクロのグローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO(ユニクロ トウキョウ)」が6月19日、東京・銀座に開業した。国内では2014年以来の旗艦店オープンで、約5000平方メートルの売り場面積は日本最大級。銀座に2つの旗艦店を構えた背景に、集客力に対する自信がうかがえる。

旗艦店が2つあってもニーズは十分ある

「UNIQLO TOKYO」がオープンした日は、全国のユニクロで長い行列ができた「エアリズムマスク」の発売日。場所は、有楽町駅にもほど近い「マロニエゲート銀座2」。トータルクリエイティブディレクターに佐藤可士和氏、インテリアとエクステリアのデザインチームには「プラダ・ブティック青山店」のデザインでも知られるスイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&・ド・ムーロンを迎え、既存のコンクリートの骨組みを生かした地上4層の吹き抜けを出現させた。

既に銀座6丁目に旗艦店の1つである「銀座店」を出店しているユニクロだが、今回同じ銀座に「グローバル旗艦店」を出店したのには主に2つの理由がある。

まず銀座は国内外の観光客が数多く訪れる国内有数のショッピング街であるということ。「2つの旗艦店があっても、多くの人が足を運んでくれる銀座では、十分ニーズがあると判断した」(ファーストリテイリングコーポレート広報部)。

もう1つの理由が、UNIQLO TOKYOと隣接する有楽町エリアの再開発が進んでいることだ。銀座~有楽町~東京駅という人の流れの増加をにらんでの出店でもあるという。

ビルのコンクリートの骨組みを、打ちっぱなしであえて見せる、ユニークな吹き抜け空間

施設全体のコンセプトは、「LifeWearのすべてをここに」。ユニクロの服作りのコンセプトである「LifeWear」を深く知るための展示や企画が各階で充実している。例えばアンディ・ウォーホルなど、過去のコラボアーティストのTシャツや書籍などを展示するスペースも用意した。また同社が長年続けているサステナビリティー(持続可能性)への取り組みも、広い面積を使って紹介している。

アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングなど、アーティストとの過去のコラボTシャツや関連書籍を紹介。書籍のみの購入もできる

特に4階にはユニクロのTシャツブランド「UT」のアーカイブスペースを設置し、02年からスタートしたTシャツ商品や、コラボアーティストの歴史などを紹介。販売中のUTの全商品、約1000点を販売する豊富な品ぞろえと併せて、国内最大級のグローバル旗艦店ならではといえる。

独占販売(オンラインでは購入可)の「Theory(セオリー)」とのオープン記念スペシャルコラボもUNIQLO TOKYOオープンの目玉の1つ。ビジネスユースもできるコットンワンピースなどで大人需要に応える。

02年からのUTの歴史を展示するコーナーも
サステナビリティー活動を紹介するために設けたスペースもあり、ユニクロの店舗としては世界最大の広さだという。発送前の古着のパッケージがオブジェのように店内に積まれていた
注目記事
次のページ
寝具コーナーでステイホーム需要に対応
今こそ始める学び特集