今後もリモートで選考 ユーチューブで発信強化

■人事部から一言

エン・ジャパン 人財戦略室 中途採用担当 土屋茜さん

当社では社内外への感染防止と、従業員の安全確保のため、4月と5月の2カ月間、全社員を対象に在宅勤務を実施しました。在宅でも生産性を落とさず働けることが確認できたので、コロナが収束しても在宅勤務を基本とすること(出社は週3日までは可)を、6月初めに経営判断で決めました。それ以降、中途採用数が急増しているといった実感はまだありませんが、面談中の求職者からは「世の中の変化に柔軟に対応できる会社」ということでプラスのイメージにつながったという意見が多く聞かれています。

エン・ジャパンの人財戦略室で中途採用を担当している土屋茜さん

リモートでの選考でも、対面と変わらず、その人の価値観や志向、能力を総合的に判断しています。過去にどう考え、行動してきたのかを棚卸ししてもらったうえで、それが当社の業務と照らし合わせた場合に再現性があるかどうかをみています。物理的に離れているだけであり、話す内容は対面でもウェブでも変わらないので、ウェブでも十分にこういった要素を判断できると考えています。

求職者と現場社員とのコミュニケーションの密度には改善の余地があると思います。来社しての面接であれば、社内見学をしてもらえるのに加え、一緒に働く社員と話す機会も用意できます。過去にはいろいろな社員の人柄に触れ、実際に働く環境を見て、当社で働くイメージをつかんでもらっていました。

一方、オンラインでは「どんな人と、どんな職場環境で、どのように働くのか」をイメージしてもらうのが難しい面はあります。ユーチューブ上の社内報や自社のユーチューブチャンネルを通じて、社内の雰囲気が分かる情報をできるだけ多く共有し、実際に働くイメージがわきやすいよう、意識して取り組んでいます。

今後も基本的にはすべてオンラインでの採用を予定しています。応募者からヒアリングするだけでなく、当社の考え方や価値観を細かく伝えるなど、オンライン環境下でも相互理解を図り、入社後の活躍につなげてもらうための採用をいかに実現するかをさらに詰めていきたいと考えています。

(日経キャリアNET編集チーム 宮下奈緒子)

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