スイスの高級時計パテック フィリップはジュネーブ新工場完成を記念して、特別モデル「カラトラバ6007A」を発売した。同ブランドとしては珍しいステンレススチール仕様で、2020年初の新作となる。
「カラトラバ」はパテック フィリップを代表する洗練されたラウンド型時計。モデル名は12世紀のスペインの「カラトラバ騎士団」に由来し、騎士団のエンブレムを模したカラトラバ十字をシンボルとしている。


新作「カラトラバ6007A」では印象的なブルーグレーの文字盤に植字アラビア数字を配し、3時位置に日付表示窓を備える。中心には光と戯れる「カーボン」スタイルのテクスチャーを配してハイテクの要素を表すなど、グラフィカルでモダンな印象を与えるデザインが特徴。風防ガラスの周囲に取り付けられるパーツ「ベゼル」はふくらみを帯びた幅広いものを採用した。
また、カーフスキンのベルトには、織物を思わせる繊細なエンボス模様が施されており文字盤のデザインとリンクする。
同社はこのほど、ジュネーブ市の新工場で生産を開始した。製造部門のほか、彫金、七宝、ギョシェ装飾、象眼といったレアーハンドクラフト部門、修復、時計技師やセールススタッフのトレーニングルーム、VIPラウンジやレストランなども併せ持つ。

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