密着泡で潤いある透明肌育てる 朝夜洗顔の基本ルール

日経ヘルス

【夜の毛穴蒸し密着泡洗顔】夜は温熱スチーム効果で毛穴汚れを溶かし出す

潤いをしっかり残しつつ、密着泡が毛穴の詰まりをオフ。古い角質をやさしくはがし、正常なターンオーバーを促す夜ケアです。

メイク汚れも落とす夜の洗顔では、キメ細かい泡を密着させるのがカギ。「一般によく言う“泡をのせる”だけでは不十分。肌を傷つけるのでこするのはNGだが、凹凸のある肌の毛穴詰まりをとり除くには適度な手の圧も必要。滑るように手早く洗い、そして十分なすすぎを行うことで、肌の再生リズムが整いやすくなる」と菅沼さん。

時間に余裕があれば、菅沼さんお薦めの“蒸しタオル毛穴クレンズ”もぜひ取り入れたい。「クレンジング後の蒸しタオルは、温熱スチーム効果で毛穴を開き、汚れを浮かせて溶けやすくする。保湿後にも蒸しタオルを行えば、血流が良くなり肌細胞の再生が促されるうえ、リラックス効果も」(菅沼さん)。

■クレンジングの基本常識
メイク落としなどのコスメの実力を科学的な視点で実験・検証してきた菅沼さんに、知っておくべき基本を教えてもらった。

オイルタイプは界面活性剤の洗い残しに注意
「最近のクレンジングオイルは界面活性剤が多く配合されている。水面に一滴落としてバーッと広がるものは界面活性剤の含有量が多いと考えて」と菅沼さん。肌に残ると刺激になる可能性がある。すすぎは念入りに行いたい。

日焼け止めだけでもクレンジングは必要!
菅沼さんが行った実験によると「メイク落とし不要とうたった日焼け止めでも、実は洗顔料だけでは簡単に落ちないことが多い」という。毛穴の詰まりを防ぐ意味でも、メイクをしない日もクレンジングは必須と心得よう。

【STEP1 : クレンジング】

落ちにくいアイメイクは専用リムーバーで


濃いアイメイクは、事前に落として色素が沈着するのを予防。下まぶたにコットンを当て、リムーバーを含んだコットンで上まぶたを数秒押さえてうつしとる。

クリームクレンジングを全体になじませる


クレンジングをおでこ・両頬・鼻・あごの5点に置き、感触が軽くなるまでしっかりなじませる。指先にほどよい圧をかけ、軽くマッサージしてもOK。

<スペシャルケア>蒸しタオルで毛穴汚れを浮かせて溶かす


クレンジングを落とした後、時間に余裕があれば全顔に蒸しタオルを当てて温感ケアを。スチーム効果も相まって、毛穴汚れを浮かせて溶けやすくする。

【蒸しタオルの作り方】毛穴汚れも浮かせてオフ!
お風呂で行う際は熱めのお湯にタオルをひたして絞り、電子レンジの場合はぬれタオルを1分加熱。やけどに注意し、適度な温度に冷まして使おう。厚手のタオルなら温かさが持続する。

【STEP2 : 洗顔】

おでこの生え際を残し泡を密着させて手早く洗う


すすぎ残しやすい生え際1cmを除き、顔全体にピンポン玉2個分くらいの泡をのせる。くぼみに沿って軽く圧をかけて手を滑らせ、10秒を目安に手早く洗おう。

すすぎにかける時間は洗顔の2倍!


泡をさっと洗い流し、ヌルつきがなくなるまで丁寧にすすぐ。肌荒れやニキビの原因になりやすいので、すすぎ残しやすい生え際の周辺は特にしっかりと。湯温は28~30℃。

【STEP3 : 保湿】

洗顔後はすぐ! クリームを厚めに塗って保湿ケア


化粧水で肌を整え、目の下などツッパリ感が気になる部分にクリームをのせる。指の腹の広い面を使い、「膜」をつくるような感覚で厚めに伸ばして。

<スペシャルケア>蒸しタオル&ツボ押しで保湿力アップ!


蒸しタオルの温熱作用で、血行促進・保湿効果がアップ。ついでにツボの多い目の周辺を指先で軽く押すのが菅沼流ケア。

菅沼 薫さん
武庫川女子大学 薬学部健康生命薬科学科客員教授。ビューティー&ライフサイエンティスト。日本顔学会会長、sukai美科学研究所代表、日本化粧品技術者会運営役員。化粧品や美容関連商品の企画・性能評価を行い、美容雑誌『VOCE』では約20年にわたって化粧品の比較実験を手がける。

(構成・取材・文 オカモトノブコ、写真 稲垣純也、モデル 島村まみ、スタイリング 椎野糸子、ヘア&メイク 依田陽子、イラスト 三弓素青)

[日経ヘルス 2019年12月号の記事を再構成]

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