ブラウザー「新エッジ」 デザイン一新、資料集め簡単

日経PC21

ウィンドウズ10の最新大型アップデート「メイ2020アップデート」が5月末に公開された。新しい「Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)」(以下、エッジ)は、メイ2020アップデートにおける事実上の標準ウェブブラウザーだ。

厳密にはメイ2020アップデートとは別物だが、新エッジ自体は2020年1月に登場しており、自動更新での提供が予定されている。すぐに新しいエッジを使いたければ、手動でインストールできる[注1]。新エッジは旧エッジを置き換える格好になり、旧エッジは使えなくなるが、お気に入りやパスワード、履歴などは新エッジに引き継がれる。

図1 新エッジにおける「新しいタブ」の画面レイアウトは3種類。「イメージ」では背景画像が表示される。機能面で注目されるのは「コレクション」で、ウェブページそのもののほかに画像などのウェブコンテンツも収集できる。また、PDFや画像などを画面内にドラッグして開ける

新エッジについてまず理解しておきたいのが、その技術的背景だ。新エッジではブラウザーの「核」となるエンジンが、グーグルのウェブブラウザー「Chrome(クローム)」と同じになった。その結果、クロームでは正常に表示されるのにエッジでは乱れるといった互換性トラブルの減少が期待される。

新エッジは見た目や機能も大きく変わった(図1)。新規タブの画面レイアウトは「イメージ」「シンプル」「ニュース」の3種類。それぞれ「クイックリンクを表示させない」「ニュースの言語を変える」といったカスタマイズができる(図2、図3)。

図2 歯車アイコンから、画面レイアウトを変更できる。「シンプル」は、ビングの検索窓とクイックリンクのシンプルな構成。「カスタマイズ」を選び、クイックリンクを非表示にもできる
図3 画面レイアウトで「ニュース」を選ぶと、検索窓とクイックリンクの下にニュースが表示される。「カスタマイズ」から言語とコンテンツを世界各国のものに変更できる

機能面で注目されるのが「コレクション」。これはウェブページそのものや中にある画像、テキストなどを収集する機能だ。買い物リストを作ったり、プロジェクトの参考資料を集めたりするのに役立つ(図4~図6)。収集したコンテンツはワードやエクセルに書き出すこともできる。

図4 ツールバーの「コレクション」をクリックすると(1)、画面右に「コレクション」のパネルが開く。「新しいコレクションを開始する」をクリックして、コレクションの名前を入力する(2、3)
図5 コレクションに入れたいウェブページを表示させたら、「現在のページを追加」をクリック(1、2)
図6 ウェブページがコレクションに登録される。選択した画像やテキストだけを、コレクションのパネルにドラッグして登録することも可能。あるいは右クリックメニューから「コレクションに追加」を選んで登録できる

新エッジには同期機能もある。同じマイクロソフトアカウントでサインインすれば、職場と自宅のパソコンで同じお気に入りやパスワードなどを使える。新エッジにはスマホアプリ(アンドロイド版、iOS版)もあり、スマホとの同期も可能だ(図7)。

図7 エッジには同期機能がある。同じマイクロソフトアカウントでサインインすると、ほかのパソコンやスマホ版エッジでも、同じお気に入りやパスワードなどを利用できる

さらに注目されるのが拡張機能。これまでエッジ用の拡張機能はクローム用に比べると数が少なかったが、新エッジではクローム用の拡張機能も使える。

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