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放つ光でライブの雰囲気 バルミューダ初のスピーカー

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バルミューダ(東京都武蔵野市)という名前を聞けば、トースターや扇風機など、白物家電のブランドを連想する人も多いだろう。そんな同社が2020年6月26日、初のオーディオ製品となる「BALMUDA The Speaker」を発売した。本機はバッテリーを内蔵するポータブル仕様のBluetoothワイヤレススピーカーだが、他社のスピーカーとはひと味違う楽しみ方ができる。6月下旬にバルミューダの直販サイトを確認したところ、初回の予約販売分は完売していた。次回入荷まで2カ月待たなければならないというから、その人気の高さがうかがえる。

現在、国内のポータブル対応ワイヤレススピーカー市場を見渡すと、売れ筋の上位はソニーの他、ハーマンインターナショナル(東京・千代田)が取り扱うJBLブランドの製品がほぼ独占している。オーディオマニアでなくても誰もが聞きなじみのあるブランドのスピーカーですらなかなか2強に割って入れない難しい状況の中で、バルミューダのBluetoothワイヤレススピーカーに勝算はあるのだろうか。

その答えはBALMUDA The Speakerのユニークなスピーカーの機能を知り、その音を体験すれば自然と浮き彫りになってくる。

音楽と光。ライブ演奏の雰囲気を再現するスピーカー

オーディオや楽器用のアンプには、十分な音量を得るため、再生機器や楽器から出力される微小な電気信号を増幅する装置に真空管を使うものがある。BALMUDA The Speakerも一見すると真空管を使ったアンプ一体型スピーカーのようにも見えるが、実は円柱形の有機ガラスきょう体の中に3本そろって並ぶ透明なチューブは、発光ダイオード(LED)のユニットなのだ。

スマートフォンなどBluetoothに対応するオーディオプレーヤーをペアリングして楽曲再生を始めると、LEDユニットの光が音楽とシンクロしながら瞬きだす。

明滅のパターンは本機に内蔵するDSP(デジタルシグナルプロセッサー)が楽曲の曲調をリアルタイムに解析して、それぞれの楽曲に合わせた光による演出をコントロールしている。ただランダムにLEDユニットを光らせているだけでないのだ。明滅は3つのパターンのプリセットが設けられており、本体背面のボタンで切り替える。

最もきらびやかに光る「Beat」はアップテンポなロックやダンスミュージックに最適だ。ほどよい光の瞬き作り出す「Ambient」はジャズピアノやアコースティック楽器によるバンドのセッションなどによく合う。光を一定に落ち着きのあるパターンでゆらめかせる「Candle」を選び、静かなボーカル曲を再生すると、音楽に思わず深くのめり込んでしまう。

3本のLEDユニットの光は鏡面仕上げのパネルに反射して、まるでコンサートホールやライブステージのような華やかな雰囲気を漂わせる。部屋を少し暗くして、お酒のグラスを片手に音楽とじっくり向き合いたくなってくる。

力強さと広がりを感じるサウンド

本体天面上向きに搭載する77ミリメートル口径のフルレンジスピーカーは、出力8ワットのデジタルアンプにより力強くドライブする。出足がスムーズで、切れ味に富んだサウンドだ。ボーカルの輪郭線がくっきりと鮮やかに描かれる。歌が主体の楽曲にとても相性の良いスピーカーだと感じた。

高さ約188ミリメートル、直径約105ミリメートルというコンパクトな円筒形デザインのスピーカーは、見た目から想像もつかないほど力強い音を鳴らす。スピーカーユニットを天面上向きに配置したユニークな構造のため、ユニットから出力された音が360度周囲に自然と広がる。リビングルームで家族と一緒に、光の演出とともにゆったりとしたリスニングタイムを過ごしたい。

内蔵バッテリーで約7時間の連続駆動に対応し、本体の重さは約1キログラムなので、家の中で自由に場所を移しながら音楽再生が楽しめる。

現在は新型コロナウイルス感染症の影響を避けるため、直ちにコンサート会場やライブハウスへ足を運ぶわけにはいかない。バルミューダの広報担当者は、「今のような状況にあるからこそ、音楽を聴くのが好きな方々にBALMUDA The Speakerがその特徴を発揮できる。『音と光』の演出によってまるでライブステージにいるような高揚感と感動に自宅で触れられる、新しい音楽の楽しみ方を提案したい」と話す。

シンプルに楽しめる魅力。シリーズ化も期待したい

典型的な四角い箱型のスピーカーとは一線を画す、BALMUDA The Speakerのスタイリッシュなデザインも魅力的だ。電源を入れてLEDユニットを光らせなくても、そのままのたたずまいがさまになる。ありふれたスピーカーや照明器具として単純に分類できないBALMUDA The Speakerなら、今の国内Bluetoothワイヤレススピーカー市場に新しい風を吹かせることができるかもしれない。

スマホをペアリングして音楽を再生するだけなので、使い勝手はとてもシンプルだ。ただ、そのぶん本機単体でできることは限られているともいえる。Wi-Fi機能を内蔵すれば、スピーカー単体でSpotifyやAmazon Music、インターネットラジオの音楽ストリーミングを受信して楽しめるようになるだろう。また2台そろえて本格的なステレオ再生も楽しめるとなれば、より魅力が高まるはずだ。バルミューダには音楽と光を楽しむことをテーマにした多彩なスピーカーを、ぜひシリーズ化してもらいたい。

山本敦
フリーランスライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経て独立。AI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KにVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外のイベント取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。

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