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Greenspoonのスムージーは、野菜やフルーツがゴロゴロと入って、見た目はインパクト大

最初に「肌が気になる」「寝不足気味」「飲み会続き」「野菜不足」など、体の状態に関する簡単なアンケートに答えると、必要な栄養素が多い野菜やフルーツ、そしてスムージーを8種提案してくれる。そこで注文せずにやめてもいいし、興味があって注文すればスムージーを毎月8個(7200円・税・送料別)定期的に届けてくれる(最大20個まで)。

スムージーはカップラーメンのような容器に入り、冷凍で届く。カットされた野菜やフルーツが詰まった、鮮やかな中身に目が奪われる。水か牛乳、豆乳などの液体を注ぎ、ミキサーにかけると1分ほどでスムージーが完成。どれも食べてもおいしい。また普通に作ると冷たいシャーベット状だが、電子レンジで温めてもなかなかいけるのだ。

1つのスムージーには7~9種類の野菜やフルーツ、スーパーフードが入り、ビタミン類や食物繊維、鉄分など含まれる微量栄養素を明記。手軽にオシャレに多品目を摂れると野菜不足に悩む大人、特に30~40代の女性から一人暮らしで食事管理ができないビジネスマン、子供の野菜嫌いに苦労していた母親にピタリとハマり、大ヒットした。

多忙な会社員時代の経験から「気軽なセルフケア習慣」を発案した田辺さん

発売直後にテレビ番組でも取り上げられたこともあり、商品の供給が追いつかないこともあるほど注文が増えているという。インスタグラムのフォロワー数はすでに1万人超。DM(ダイレクトメッセージ)で「朝が待ち遠しくなった」「スムージーのおかげで苦しい自粛期間も乗り越えられた」というポジティブな声が日々届くそうだ。

「野菜のスムージーで自らの体調を管理する『セルフケア』のアイデアは、僕が20代で多忙な会社員生活に疲れ、世界各国を巡るうちに思いつきました。海外と比べて日本人には自分を大事にするという考え方が浸透していない。スムージーという食のアプローチから、自分を好きになり、自信を持ってくださる方が一人でも増えることが目標であり、僕らの存在意義だと思っています」(代表取締役CEOの田辺友則さん)。

以上、食のオンライン宅配2店を紹介した。共通するのは単に良い食べ物を売るのではなく、買い手一人ひとりの好みや体に合わせた、一歩踏みこんだ提案も一緒に付けていること。洋服や化粧品を買うときには当たり前のサービスだ。すでに飽和状態にあると思った日本の豊かな食も、まだ進化の余地があることに気付かされた。

(フードライター 浅野陽子)


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