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東大・京大より医学部、という傾向も見られる(写真はイメージ=PIXTA)

東大・京大より医学部、という傾向も見られる(写真はイメージ=PIXTA)

東京大学など難関大学への進学状況は受験生の親でなくても気になるところ。東大・京都大学・国公立大学医学部・総合の4回に分けて進学校の合格者数ランキングを紹介する特別編の3回目。大学通信の協力を得て作成したランキングを、教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏に読み解いてもらった。

<<特別編(1)東大合格ランキング、40年を振り返り 躍進した学校は
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「東大合格」「京大合格」に匹敵する難関ぞろい

近年、大学入試において医学部人気が高まっている。東大・京大より医学部という流れである。背景には、大災害の頻発による地元志向と、景気低迷による「手に職」志向がある。

前回前々回の記事ではそれぞれ京大および東大の合格者数ランキングを時代順に追ってみた。近年それらのランキングで順位を落としている高校の中には、実は医学部進学者が増えているケースが少なくない。たとえば京都の洛南、鹿児島のラ・サールだ。

さて、国公立大学医学部は全国に50ある。私立大学医学部は31。そのほかに文部科学省管轄外の大学として防衛医科大学がある。

今回、国公立大に限ったランキングにした主な理由はこうだ。私大の医学部に進学するとなれば卒業までの6年間で2000万~4000万円の学費がかかるといわれている。学力以外の部分でフィルタリングがかかってしまうし、そもそも私大の合格実績には重複が多く、単純な合格者数では比較ができないため、ランキングに使用するにはふさわしくない。

一方、国公立大学医学部であれば、6年間の学費は350万~400万円程度ですむ。学費がリーズナブルである分、入試の難易度は高い。

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