ごみ袋に利用していた人は?
「今まで無料でもらっていたレジ袋は家庭内でごみ袋として利用していた」という人も少なからずいます。そのためマイバッグを持ち歩くようになってレジ袋をもらわなくなったらごみ袋がなくなったので、ごみ袋を買うようになってしまったという声を聞くようになりました。
レジ袋と同サイズ程度のごみ袋をスーパーやドラッグストアでまとめて買うと、1枚3円程度のところが多いので買い物をしてレジ袋を購入するのとほぼ同じ金額になります。
ごみ袋はまとめて買っておいて買い物はマイバッグで済ませてもいいですし、ごみ袋にするために必要なときだけレジ袋を購入するのも一つの手です。
衛生面に注意を
マイバッグを使うときはバッグの衛生面にも気を付けたいところです。例えば肉のパックから漏れた肉汁がついたままで次に他の食材をじかに入れたりすると食中毒の原因にもなりかねません。また新型コロナウイルスなど感染症予防を考えると、外から持ち帰ったマイバッグを家の中に入れ、またそれを使うという繰り返しにも気を付けたいところです。
汁が出そうなものはスーパーの荷詰め台のところにあるロールのポリ袋に入れてからマイバッグに入れるようにし、荷詰め台で接触する確率が高いマイバッグの底の部分だけでも、帰宅後にアルコール消毒をするといいでしょう。
いずれにしてもマイバッグは洗いやすい素材にし、定期的に洗う習慣をつけるようにしたいものです。
そもそなぜレジ袋が有料に?
プラスチックごみを減らそうとする動きは諸外国でも進んでいて、むしろ日本は遅れているとも言われています。プラスチックごみというのは本来レジ袋だけではないのですが、環境省のホームページによると「海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの解決に向けた第一歩としてプラスチック製買物袋の有料化を通じて、マイバッグの持参など消費者のライフスタイルの変革を促すことが目的です」とあるので、プラスチックごみを減らすことを意識したライフスタイルにするために、マイバッグ持参が取り入れやすいという判断からでしょう。
日本国内で使われているレジ袋の数は1年間で約300億枚とも言われ、乳幼児を除く人口で考えると毎日1人1枚消費していることとなるので、かなりの量を消費しているように思えます。
ただし今回有料となるのは全てのプラスチック製レジ袋ではなく、繰り返し使用できるプラスチックのフィルムの厚さが50マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル以上あるものや、海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のものなど一部のプラスチック製レジ袋は今後も無料となっています。
7月1日から有料となるレジ袋。自分のライフスタイルにあった形でマイバッグを使っていきたいですね。
