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ネットで体験、オープンキャンパス 大学と高校生結ぶ

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NIKKEI STYLE

新型コロナウイルスの影響で今夏に予定されていたオープンキャンパスの中止が相次ぐなか、大学がオンラインを活用した受験生獲得に知恵を絞っている。海外を含めた遠方の受験生に大学の魅力をアピールする新たな機会にもなっている。

京都芸術大は4月、「みんなでぼっちゼミ」と称し、芸術作品をつくるワークショップをオンラインで初めて開いた。参加者は入学したばかりの新入生と、受験を考える高校生ら。対面形式のオープンキャンパス開催を当面は見送る代わりに、大学での学びを体験してもらいたいなどの狙いで企画した。

講師が動画配信サイトを通じて「ならべる」「つなげる」といったテーマを出し、生徒らが自宅で課題に取り組む。完成品は写真に撮って写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿してもらう。既に4回開催しており、高校生の作品も含めて1千件以上が投稿された。

アドミッション・オフィスの木原考晃課長は「高校生の表現欲求が想像以上で驚いた。大学名を付けてSNSに投稿してもらえば、大学の広告効果も高くなる」と手応えを感じる。

昨年までキャンパス内で行っていた高校生向けのデッサン講習も自宅で受けられるようにした。必要な道具やテキストを事前に高校生に郵送し、作品を送ってもらって講師が評価する仕組みだ。

7月には23あるコース別にオンライン実習授業をし、個性的なマスクなどを制作してもらう。例年のオープンキャンパス参加者は関西地方の高校生が7割を占めるが、今回の企画では関西地方以外が半数に上る。遠方の生徒からは「数万円かかる旅費を節約でき助かる」「初めて参加できた」と喜ぶ声が出ているという。

「福岡からの通学時間はどれくらいですか」。佐賀大が6月に始めたオンラインによる個別の進学相談会で、福岡県内の高校3年の女子生徒が画面越しに質問を投げかけた。職員が特急電車の利用を勧めると「意外と近いんですね」とホッとした表情を見せた。

佐賀大はこれまでも受験生との面談を重視してきた。新型コロナの影響で8月に予定していたオープンキャンパスが中止となり、他大学と合同の相談会も開けなくなったが、オンラインを通じ個別で話をする機会をつくることにこだわった。「進学先に迷う高校生らの背中を直接押せる場」(園田泰正入試課長)で、受験生を獲得する効果が高いとみているからだ。

参加者は大学ホームページを通じて募る。予約時に志望学部を聞き、入試課の担当職員が説明する。1人20分程度で、1日に最大16人受け付ける。例年は対面形式で年間1千人の相談を受けており、今年度も同程度の利用人数を目指すという。

受験生に大学の雰囲気を味わってもらおうと、動画配信サイトを活用する動きも広がる。立命館大や青山学院大、神奈川大などは4月以降、在学生や教員が登場する「紹介ムービー」を掲載した。音楽を組み合わせて親しみやすくしている。入試制度をナレーション付きで説明する大学もある。

最新技術を使って動画の見せ方を工夫するのは東京工科大や電気通信大。ドローンなどでキャンパス内を撮影した上で、360度の視界を体験できる仮想現実(VR)動画を作成し、大学ホームページで公開している。理工系ならではの技術力をアピールして受験生を呼び込む狙いだ。

オープンキャンパスのオンライン化が加速


 リクルート進学総研によると、2019年に高校を卒業し、大学進学した約2千人のうち、94%が大学のオープンキャンパスに参加していた。大都市圏では1人が平均で4.6校を訪問していた。校風を知る手段としては「オープンキャンパス・学校見学」が79%でトップだった。
 小林浩・同総研所長は「新型コロナウイルス禍をきっかけにオープンキャンパスのオンライン化が加速しそうだ。海外にいる生徒や保護者に自らの大学の魅力を伝えるチャンスでもある」とみる。
 一方で「実際に来校してみて分かる校風などをオンラインで伝えるのは難しい。入学後とのギャップを少なくする工夫も必要で、各大学の魅力あるコンテンツ作りの力量が問われる」と話す。

(松浦奈美)

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