ノータイスタイルが主軸となってくるこれからの季節。汎用性の高い一枚をオーダーするなら、本誌のイチオシはイタリアンカラーだ。なかでも夏らしい色柄・素材を選べばさらに粋な装いに。
「イタリアンカラー」とは？
自然なロールを描くノータイ用の襟型
南伊発祥のイタリアンカラーは、襟の内側が身頃と一枚に繋がった仕立てが特徴的。それゆえ襟元に美しいロールが生まれ、立体的なVゾーンを演出する。ノータイ時にありがちな胸元の物寂しさを払拭できるのがポイントだ。 ジャケット15万4000円／ラルディーニ（ストラスブルゴ）
イタリアンカラー作風比較
各社でオーダーできるイタリアンカラーだが、実はブランドによってかなり作風が異なる。手持ちのジャケットやパンツに合わせて表情を吟味するのがオーダー成功の秘訣だ。
■FRAY（フライ） モダンさが魅力の小襟イタリアン
北伊を代表する高級シャツブランドが手がけるイタリアンカラーは、襟羽根が短めで大きくロールした作りが印象的。精緻を極めたステッチワークとも相まったミニマルな表情により、モダンで洗練された印象を演出してくれる。納期約4ヶ月～。 5万3000円～（ストラスブルゴ）
